ショット復調傾向で大会連覇に意欲を見せる西郷真央「パッティングの流れをよくするきっかけが作れれば」
<ブリヂストンレディス 事前情報◇17日◇中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県)◇6573ヤード・パー71>
昨季終盤の不振から徐々に復調気配を見せている今大会ディフェンディングチャンピオンの西郷真央は、「挑戦できるのは私だけなので頑張りたい」と連覇に意欲を見せる一方で、難度を増したコースを警戒した。
昨年の今大会では開幕から出場10試合で5勝目というスピード記録を達成。ただし、その後は優勝がなく、シーズン終盤には極度の不振にも陥った。
現在の状態については、「ちょっとずつよくなっていると思います。ショットは思ったとおりに打てる回数が増えてきているけど、パッティングで流れをよくするきっかけが作れていない感じです」と説明。今週はパッティングの練習方法やイメージを変えて臨むという。
優勝した昨年大会開催の袖ヶ浦CC袖ヶ浦C(千葉県)からはコースが変更となり、2年ぶりに中京GCでの開催。「ここに来るまではコースを思い出せなかったんですけど、来てみたら全部覚えていました。覚えていないということは(スコアが)悪かったんだろうなと思ったら、ボギーの記憶ばかりよみがえってきました」と西郷。
36ホールに短縮された一昨年は最終日に2つのダブルボギーなどで「77」を叩き、2オーバーの55位タイ。イメージ的には決して好相性とはいえないようだ。
加えてコースは難度を増している。2年前は6486ヤード・パー72だったが、今回は6573ヤードと距離が長くなった上にパー71に変更。前回開催時には最もやさしいホールだった504ヤードの13番パー5が443ヤードのパー4となっている。
「(フェアウェイ)センターのバンカーは越えるんですけど、その先の右の木の後ろに行きたくないと思うと、左のバンカーに届いちゃう。チャンスホールではないと思います」。16番パー5を除けばインコースは難しいホールが続き、さらに警戒すべきホールが増えた格好だ。
予選ラウンドは渋野日向子、吉田優利とのグループ。「ギャラリーが多くなりそうですね。声援が味方と思えれば、力を発揮できると思うので気持ちの持ち方次第。昨年は地元大会だったのでよりそう思えたかなという気がします」と、気持ちを引き締める。
新たな課題となっているパッティングを修正し、明日からの4日間、大ギャラリーの前で完全復活した姿をみせたいところだ。(文・田中宏治)
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