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西村優菜はポイントランク77位から暫定82位に後退 リシャッフルのボーダーラインは?

まずは第一関門を突破した西村優菜。週末は出場権をかけた正念場となる。(撮影:ALBA)

<コグニザント・ファウンダーズカップ 2日目◇12日◇アッパー・モントクレアCC(米ニュージャージー州)◇6536ヤード・パー72>

今大会終了後には、非シード選手を対象にした、出場優先順位を見直す『リシャッフル』が行われる。今季ここまでのCMEグローブポイントランキングで80位以内に入ることができれば、中盤の出場権が確実なものになる。そのなかで77位(73.995pt)につけているのが西村優菜。今大会を終えて4人以上に抜かされない限り、リランキング圏内に留まることになる。

予選ラウンドを終えて、ボーダーライン上の選手はどうなっているのか。現状をみてみよう。ポイントは優勝で500pt、2位で320pt、3位で230ptで、20位で45pt、40位で15pt、ギリギリ予選通過で3pt程度が与えられる。

ランキング81位以上につけていて予選を通過したのは23人。80位台が4人、90位台が2人、100位台あるいはポイントナシが17人という内訳になっている。ちなみに70位台の選手は西村を含めて5人。

大きく浮上しているのが、ともにトップ10の位置で週末を迎えるミンジー・リーとステファニー・キリアコウ(ともにオーストラリア)。ミンジーが圏外の105位→暫定41位、ステファニーが107位→暫定71位と順位を上げている。

さらに“崖っぷち”選手も多数奮闘。日本ツアーも経験しているカリス・デイビッドソン(オーストラリア)は22位タイで大会を折り返して、ランキング93位から暫定80位。マリア・ファッシ(メキシコ)は88位から暫定76位、メジャー2勝を含む通算8勝を飾っているブリタニー・リンシコム(米国)は89位から暫定77位、ローレン・コフリン(米国)は86位から暫定73位と圏内に浮上している。

西村は2日目に米参戦後ベストスコアの「67」をマークして、トータル1オーバー・53位タイで予選を通過。だが、暫定獲得ポイントはわずか4ptほどで、ランキングは暫定82位と後退している。西村のランキングひとつ下、78位のシュ・ウェイリン(台湾)はトータル1アンダー・38位タイにつけて約14ptの上積みで暫定79位。この38位あたりが西村の目指すひとつの目安となりそうだ。

予選落ちとなった勝みなみはポイント獲得ならず。69位(96.925pt)につけていたが、暫定74位まで後退している。最終日の全体結果次第ではあるが、開幕前にボーダーラインとおよそ26ptの差があったことから、リシャッフル突破はほぼ確実とみてもいいだろう。

80位と81位では雲泥の差があるリシャッフル。周りのスコアと順位も気になるところだが、まずは自分のプレーに集中し、上位フィニッシュを目指す。(文・笠井あかり)

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