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怖いのは天気? それとも42歳のベテラン? 星野陸也は今週こそ勝ちきれるか

星野陸也は単独首位で最終日へ(撮影:GettyImages)

<中日クラウンズ 3日目◇29日◇名古屋ゴルフ倶楽部和合コース(愛知県)◇6557ヤード・パー70>
 
「きょうは3つ、4つ伸ばせたらいいなと思っていた」。星野陸也は7番パー3のバーディで流れに乗り、目標通りの「66」で4つ伸ばし、トータル11アンダーで単独首位に立った。

4週前の開幕戦「東建ホームメイトカップ」では首位タイで最終日を迎えながら、「63」を出した今平周吾に逆転を許して2位。そして前週の欧州ツアーとの共催試合「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」では首位と2打差の4位タイで3日目を終えるも、最終日にまさかの「75」を叩き、23位に終わった。どうにも勝ちきれない試合が続いている。思えば昨年序盤も、開幕から3試合で3位、2位、2位と同様の展開だった。
 
ツアー通算7勝目がかかる最終日については、「天候次第で伸ばし合いになるか、耐えなくちゃ行けないゴルフなのか変わる。風と雨、グリーンの状態、砂の状態とかジャッジがすごく大事」と、天気との戦いも見据える。明日の和合は午前中、強い雨が降る予報となっている。
 
脅威に感じているのは天気だけではない。星野を1打差で追うのは42歳のベテラン、岩田寛。きょうは最終組でともにプレーした。「岩田さんが後半猛チャージしてきて、自分があまり獲れてないんじゃないかと思うくらい、バーディを獲っていた」。21年大会覇者の岩田は、3番でダブルボギーが先行したが後半に5バーディを固めて、一気に星野の背中に迫ってきた。岩田は星野が崩れた前週の最終日に「65」をマークして、日本勢唯一のトップ10に入っている。
 
最終日に崩れた前週の大会後は「(ショットは)悪くないのに、気持ちの問題もあったのかな」と振り返った星野。「明日も自信を持ってプレーしていきたい」。強い気持ちを持って、今度こそ勝ちきれないループから抜け出したい。

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