【卓球技術】回転が分かりにくい横下・横上回転のロングサービスのポイント
ロングサービスを覚えることで特に表ソフトの選手はサービスから先手をとってスマッシュにつなげることができるので是非とも覚えていただきたいサービスです。
「これができると試合が変わる!脱中級者講座」の第31回では、横下・横上回転のロングサービスのコツを、加藤コーチの技術指導を通して詳しく見ていきましょう。
【加藤拓也(かとう たくや)】京都府・洛東高等学校から京都産業大学を経て、現在は天王山卓球スクール北山店でコーチを務め、子どもから大人までを幅広く指導する。戦型は右利きの中国式ペンホルダーでフォア表ソフト、バック裏ソフト。中学生から卓球を始めながら、全国大会出場経験も持つ。自身の個人チャンネルであるKATO卓ちゃんねるでは、中ペン、表ソフトの技術をメインに練習や試合の動画を多く配信している。(写真提供:本人)
分かりにくい横下・横上回転のロングサービス
加藤:今回のテーマは、ロングサービスです。ロングサービスで横下回転と横上回転をわかりづらく出す方法について解説していきます。
このサービスを覚えることで特に表ソフトの選手はサービスから先手をとってスマッシュにつなげることができるので是非とも覚えていただきたいサービスです。
回転の分かりにくいロングサービスを出すポイント
加藤:このサービスを出す上で大前提としてまず意識したいのがスイングです。
スイングのフォームを一つに揃えましょう。上から下に叩きつけるようなスイングで統一して、その中で横下と横上を出し分けることを意識しましょう。
ロングサービスを出す上では、ラケットを台に対してまっすぐに振るとスピードは出にくくなってしまうので、理想としてはラケットを上から叩きつける力を使ってボールのスピードを上げるようにしましょう。
横下回転を出す上で大事にしたいポイントは、ラケットを上から下に叩きつける瞬間にボールを当ててあげることです。
どちらかというと、スイングの上側で当てることを意識しましょう。ラケットの先端が回って下を向く前にインパクトします。
逆に横上回転を出す時は、叩きつけ終わり、ラケットの先端が下を向いた時にインパクトします。
ラケットが自分の方向に来て横から下に回ってくる瞬間に当てると横上回転がかかってくれます。
位置としては横下よりも低いところでインパクトする形になります。
このように、インパクトする瞬間で回転を使い分けることがポイントとなります。
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