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“大会の顔役”にご指名 畑岡奈紗が前哨戦で弾みを「来週のメジャーにつながるように」

畑岡奈紗は前哨戦で弾みをつけられるか(撮影:ALBA)

<ロッテ選手権 事前情報◇10日◇ホアカレイCC(米ハワイ州)◇6603ヤード・パー72>

来週行われるメジャー大会「シェブロン選手権」の前哨戦に挑む畑岡奈紗が、現地時間10日(月)に合同記者会見に出席した。前年覇者のキム・ヒョージュ(韓国)をはじめ、ブルック・ヘンダーソン(カナダ)、セリーヌ・ビュティエ(フランス)、チョン・インジ、チェ・ヘジン(ともに韓国)が参加。人気・実力を兼ねた6人のひとりとして、“大会の顔役”に指名された形だ。

昨年に続き、ホアカレイCCで行われる4日間だが、その1年前はハワイ特有の風に苦戦し、2日間トータル8オーバーで予選落ちした。「この風だとフルショットするとボールが暴れる。しっかり低いボールや右から曲げるボールの打ち分けができれば」と、その反省は生かしていくつもり。「去年は18番で池にも入れた。無理な攻めを今年はしないように」と番手選びにも神経を使う。

この試合を終えると、いよいよ来週はメジャー大会の「シェブロン選手権」を迎える。「今年はしっかり上位で終えて、来週のメジャーにつながるように」と、このハワイでの前哨戦で弾みをつけたいという気持ちも大きい。「きれいなところも多いし、ご飯も美味しい。ゴルフとの相性は難しい部分があるんですけど」と苦笑いも浮かべるが、メジャー制覇という大きな目標に向け、そんなことは言ってられない。2週前に行われた前戦は7位で終えているだけに、さらに上昇気流に乗って、テキサス州に向かいたい。

先週には「初めて」というジュニア選手向けのレッスン会にも参加した。「何人か試合を見に来ると言ってくれた。しっかりいいプレーをしている姿を見せたい」。真剣にゴルフに打ち込む姿を見て、「自分の小さいころを思い出した」と懐かしい気持ちと大きなパワーを得る時間になった。「二桁アンダーを目標にやりたい」。試合前からかけられてる期待を、結果に変えたい。(文・間宮輝憲)

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