佐々木朗希には負けない!山本由伸6回無失点で初勝利、3年連続投手4冠へ好スタート
写真:山本由伸 (AP/アフロ)
4月6日、京セラドームで行われた「オリックス対ソフトバンク」の一戦は、7-2でオリックスが勝利した。
今季初先発となったオリックスの山本由伸は、6回無失点の好投を見せ、初勝利を挙げている。
日本プロ野球史上初となる「3年連続投手4冠」に向けて幸先の良いスタートを切った。
山本由伸と佐々木朗希は同日登板で共に6回無失点
デーゲームでライバルとなるロッテの佐々木朗希も6回無失点の好投で勝利を収めていただけに、山本にとっては負けられない試合だった。
奪三振こそ6回のみだったが、テンポの良い投球でソフトバンク打線を打ち取っていく山本。
WBCで共闘した周東佑京、近藤健介にまったく仕事をさせず、6回まで3塁を踏ませないほぼパーフェクトな投球を披露した。
155キロ前後のストレート、フォーク、カーブ、カットボールを中心に組み立て、四球も2回のみとコントロールもまずまずだった。
球数は85球、被安打2で防御率は0,00となった。
佐々木朗希は6回80球で11奪三振、被安打1とこちらも防御率0.00だ。
WBCで大谷翔平やダルビッシュ有と共に先発の柱として戦った2人は、日本のプロ野球では異次元の存在であると言えるかもしれない。
山本は今季終了後ポスティングシステムでメジャー挑戦の可能性大
山本由伸は、夏に25歳となり、今季終了後にはポスティングシステムでメジャーリーグに挑戦する可能性が高い。
それゆえに、日本ではこれが最後のシーズンとなることが予想されている。
昨年は2年連続投手4冠という偉業を達成し、沢村賞も2年連続受賞している。
山本としては、前人未到の「3年連続投手4冠、沢村賞受賞」を達成させてメジャーに乗り込みたいところだろう。
今季はロッテの佐々木朗希が昨季とは違い万全のコンディションでシーズンを迎えているため、超ハイレベルな個人タイトル争いが繰り広げられるはずだ。
はたしてWBCの経験を積んだ山本は、佐々木を押しのけ偉業を達成させることができるのか、今後の山本の投球から目が離せない。
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