愛煙ゴルファーにはメリットしかないニュース。「Ploom X」に替えるべき理由が3つ増えた、JTのサービス向上戦略
3月末、東京・銀座の「Ploom Shop 銀座」で、JT主催による『「本物のたばこ感」を追求したPloomX メビウス リニューアルイベント』が開催された。発表された事柄の中から、ユーザーメリットにつながる3つのサービス向上戦略についてお伝えしよう。
1. 「Ploom X メビウス」が8銘柄すべて570円→500円に値下げ
2月に公開されていた情報だが、Ploom X のたばこスティック「Ploom X メビウス」8銘柄が570円から500円に値下げされたことが、改めてアナウンスされた。これで Ploom Xのたばこブランド「メビウス」「キャメル」はすべて500円となった。
これは1本あたりの価格で換算した場合、他社製品を含む加熱式たばこ全銘柄の中でも最安値ゾーンとなる。例えば他社の加熱式たばこスティックは20本入りで600円のものもあり、一日にひと箱吸う人なら1週間で1箱分以上の差がついてしまう。
あらゆるものが値上げされるこのご時世に、どうしてこの価格なのか。たばこメーカーとしては唯一の国内企業であるJTだけに、円安の影響が少ないからかと JT ブランドマネージャー井上開斗氏に尋ねてみたところ、あくまでもユーザーへのサービス向上だという。そもそも国内のたばこ葉は生産量が少なく、JTにおいても30か国以上から輸入しているのだとか。
つまり、加熱式たばこメーカーとしては後発となるJTが、シェア拡大を狙った戦略的価格設定ということになる。
2. 「Ploom X メビウス」レギュラーとメンソール4銘柄の味・香りを向上
たばこは嗜好品なだけに、ユーザーの好みにマッチしているかどうかは重要なポイントだ。そして加熱式たばこには、以前から味わいの物足りなさを指摘する声が絶えなかった。それに正面から向き合い、解決したのが今回のリニューアルだ。この「吸った瞬間にわかる、ひと口目からの味の濃さ」「最後まで続くクリアな旨味」「喫煙時間を豊かにする、確かな煙量感」を実現したブレンドは特別に「ACTIVBLEND® for Japan」と名付けられた。試喫体験者217名に実施したアンケート調査では、その“たばこ感”94.9%が満足と答えたという。
JTマスターブレンダー・西野創氏が4銘柄のうち最も力を注いだ(他銘柄の倍の時間がかかったという)のが、「メビウス・ディープ・レギュラー」だ。リリースの商品説明には「芳醇なたばこ葉の深いコクが、ひと口目から、力強く広がります。香ばしく、ほのかな甘さのある味わいを、最後までお愉しみいただけます。」とある。
吸ってみたところ、確かに芳醇。バニラのような甘い香りと、いがらっぽさ皆無の心地よく濃い吸いごたえがある。お酒で例えるなら、ピートの効いたモルトウイスキーだろうか。ガッツリとした食事の後や男らしい酒とともに味わいたい作品に仕上がっている。ちなみに西野氏は、コイツとバーボンの組み合わせがお気に入りだとか。
コクと香りの豊かさに、ある意味振り切った感のある「メビウス・ディープ・レギュラー」に対し、レギュラーフレーバーのど真ん中を狙ったのが「メビウス・スムース・レギュラー」だ。リリースでは「たばこ葉のほのかなウッディ感と甘さが、ひと口目から、まろやかに広がります。バランスが取れた癖のない味わいを、最後までお愉しみいただけます。」と表現。
こちらも試したところ、なるほどほのかにウッディ、なめらかで豊か。濃すぎず薄すぎずちょうど心地いい味わいで、構えることなく気さくに付き合える。こちらをお酒に例えると純米吟醸、いや大吟醸か。スムースもディープも、どちらも素晴らしいブレンドであることは間違いない。
なお、記者はふだんメンソールのたばこを吸わないため、リニューアルされたメンソール2銘柄については詳しく述べないが、どちらもとてもおいしかったのを付記しておく。
3.期間限定でデバイスが1,980円→980円になるスプリングセールを開催
デバイスが無いと吸えない加熱式たばこは、デバイス間のスイッチにハードルがある。そのハードルを一気に半分にまで下げたのが、4月3日から30日までのスプリングセールだ。そもそもPloom Xの着せ替え用フロントパネルが980円だったのに、今なら本体まで付いてきてしまう(フロントパネルは期間中490円に値下げされている)。
また、Ploom Xデバイスに数量限定のカラーバリエーション「ディープスカイブルー」が追加された。宇宙と空の境目を彷彿させる、美しいブルーが目を惹く。CLUB JTオンラインショップ、全国のPloom Shop、全国のコンビニエンスストア及びたばこ販売店等にて販売。ちなみに、この新色デバイスも4月いっぱいのデバイス値下げキャンペーンの対象で、980円で購入できる。
この新色デバイスには、同系色の各種アクセサリーを同梱した限定ボックス「ブルー・エディション・ボックス」も用意された。同梱商品はデバイスのほかセレストブルーのフロントパネル、ブルーのファブリック・バックカバーで、合計4,440円のセットが特別価格2,210円となっている。
たばこスティックが最安値ゾーンまで値下げされ、味と香りが向上。デバイスは半額となり、美しい新色やお得なキットまで登場した。JTが仕掛けたこの香り高い反撃の狼煙は、どこまでライバルを追い詰めることができるか。少なくとも、ユーザーにとっては“美味しい”ことでしかないのは、間違いない。
※文中の価格はすべて税込み
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