上田綺世リーグ戦今季15得点目を決める、代表のエースになるために必要なステップアップ移籍
写真:上田綺世(Panoramic/アフロ)
4月1日に行われたベルギーリーグ第31節「セルクル・ブルージュ対コルトレイク」の一戦は、2-0でセルクル・ブルージュが勝利した。
日本代表FWの上田綺世はPKで今季15得点目を挙げるなど、チームの勝利に貢献した。
試合開始2分にVARで取り消しとなった幻のゴールもあり、着実にワールドクラスのFWに近づいていると言えるだろう。
得点ランキング4位タイ、今夏ステップアップ移籍なるか
日本トップクラスの実力を持つFWとして知られてきた上田が、いよいよワールドクラスのFWへと進化を見せている。
Jリーグの鹿島アントラーズに所属していたころからそのセンスとシュートのキレは評価が高かったが、欧州への移籍を果たしてからは体の強さを身に付け、よりFWとしての怖さを身に付けている。
移籍当初は欧州独特のボール際の激しさに慣れず、FWとして起用されないといった不運も重なり活躍できなかったが、その確かな実力でFWとしてスタメンを奪うと、着実に結果を積み重ねてきた。
気が付けば今節のPKでの得点で15点となり、ランキングでも4位タイとなっている。
1位のウーゴ・カイパースは18得点であるため、さすがに逆転で得点王を獲得するのは難しいが、この実績を引っ提げて4大リーグのクラブへ移籍することは可能となるはずだ。
上田は24歳とまだ若いが、ステップアップ移籍をするならば残された時間はそれほど多くない。
欧州では23歳以下の優秀な若手選手が次々に現れるため、移籍のチャンスがあれば確実にそれを実現させなければならない。
年齢と今季の活躍を踏まえれば、今夏にもドイツやセリエAといった4大リーグのクラブから声が掛かる可能性も高い。
日本代表のエースとなるためには、ベルギーのクラブではなく、4大リーグのクラブで年間10得点以上を実現させるくらいでなければいけないはずだ。
上田には実際にそのポテンシャルがあり、多くの日本のサッカーファンがそれを期待している。
先日のA代表戦で見せたヘディングで評価は上昇、6月の代表戦で初ゴールを目指す
日本人FWとして屈指の実力を持つ上田は、実はまだA代表でゴールできていない。
先日行われたコロンビア戦では、打点の高いヘディングシュートで惜しい場面を作ったが、まだA代表無得点であるため、どんな形でも得点を奪いたい気持ちは強いだろう。
しかし、コロンビア戦のプレーで評価は確実にUPしており、6月の代表戦ではきっと初得点を決めてくれることだろう。
はたして上田は今夏にステップアップ移籍をして、日本代表のエースを奪うことができるのか、注目だ。
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