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出場できないディフェンディングチャンピオン、キャメロン・スミスがコースで観戦?

キャメロン・スミスが地元で生観戦?(撮影:GettyImages)

<ザ・プレーヤーズ選手権 事前情報◇7日◇TPCソーグラス スタジアムC(米フロリダ州)◇7256ヤード・パー72>

今週はPGAツアーのフラッグシップ大会、第5のメジャーと呼ばれる「ザ・プレーヤーズ選手権」。フロリダ州ジャクソンビル、ポンテ・ベドラ・ビーチのPGAツアー本部のお膝元、TPCソーグラスで現地時間9日に開幕する。

ディフェンディングチャンピオンは昨年の「全英オープン」覇者、キャメロン・スミス(オーストラリア)。しかしスミスは昨年9月、「LIVゴルフ」へ移籍したためPGAツアーからはメンバー資格停止処分となり、今週は大会連覇に挑戦することはできなくなった。

オーストラリア、クイーンズランド出身、29歳のスミスは米国での拠点をこのポンテ・ベドラ・ビーチに置いている。PGAツアーメンバーだった昨年まではこのTPCソーグラスをホームコースに練習をしてきたスミスだが、LIVゴルフを戦う今もこのポンテ・ベドラ・ビーチで暮らしている。

NUCLRゴルフのインタビューに応えたスミスは「今も近くに住んでいるから、奇妙な感じだ。出場できないがもちろんテレビ観戦する。子供の頃からずっと観てきたプレーヤーズ選手権はすばらしい大会。もしギャラリーに交じってコースを歩き回れば、おもしろいかもしれない(笑)」とスミス。「野次を飛ばす? そんなことはしないよ」と少しさみしそうな笑みをみせた。

スミスはPGAツアーメンバーでなくなったことから現在はTPCソーグラスでの練習、ラウンドはできなくなった。また今週のプレーヤーズ選手権のクラブハウスパーキングには例年、ディフェンディングチャンピオンの名前でスポットがリザーブされるが、今年は“キャメロン・スミス”の名前の代わりに“ツアープレーヤーズ・オンリー”と記された。

スミスの次戦は次週、2023年LIVゴルフ第2戦、アリゾナ州で開催されるツーソン大会(3月17~19日)となる。(文・武川玲子=米国在住)

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