「WBC」中日に2-7での敗戦も侍ジャパンにとって大きな問題ではない3つの理由
写真:山田哲人(長田洋平/アフロスポーツ)
3月3日、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に向けた強化試合「侍ジャパン対中日」の一戦が行われ、7-2で中日が勝利した。
強化試合の連勝が6で止まっただけでなく、打線が沈黙し投げては7失点とWBCに向けて不安を残す結果となった。
しかし、見方を変えれば、この敗戦はそれほど不安を感じる必要はないとも言える。
WBC開幕まであと3試合の強化試合を予定している
侍ジャパンのWBCの一次ラウンドは、東京ドームで行われる。
これは、当然ながら海外への長距離移動がないことを意味する。
すなわち、WBC開幕までじっくりと国内で調整ができるということだ。
今日、3月4日に中日ともう一戦行い、移動日を挟み3月6日に阪神戦、7日にオリックスと戦う。
残り3試合あれば、かなりコンディションを高めることができるはずだ。
数人は不参加となったが、それでも日本人でトップクラスの選手が集まっている今回の侍ジャパン。
それぞれの選手が自分の出番から逆算をしながら、調整を進めていくはずだ。
あくまでも勝負は決勝トーナメント
侍ジャパンのWBC初戦は、3月9日の中国戦だ。
その後は10日に韓国戦、11日にチェコ戦、12日にオーストラリア戦と続く。
いきなり4連戦となるわけだが、各グループ2チームが準々決勝に進出できるため、強敵韓国がいるとはいえ、侍ジャパンの決勝トーナメント進出は揺るがないだろう。
それゆえに、ピークはWBC初戦に持ってくるのではなく、決勝トーナメント以降に持っていく方がベストだろう。
優勝するためには、スロースタートである必要があるとも言い換えられるだろう。
大会を戦いながらコンディションを上げていき、チーム力をUPさせるべきなので、強化試合で結果が出なくても問題はないのだ。
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