2ヶ月連続ブライトンの最優秀選手となった三笘薫は注目のリヴァプール戦でプレミアを主役を狙う
写真:三笘薫(提供:なかしまだいすけ/アフロ)
ブライトンの現地専門サイト『WE ARE BRIGHTON』で11月、12月と2ヶ月連続で月間最優秀選手に選ばれた日本代表MF三笘薫。
ファン投票によって決まるシステムで、地元では権威ある賞として知られているため、完全にブライトンファンの心は掴んでいると言っても過言ではないだろう。
そんな三笘は、プレミアリーグの今節の注目試合となる「ブライトンーリヴァプール」の一戦でインパクトを残すことができるのだろうか。
日増しにブライトンで大きくなっていく三笘の存在感
三笘薫がブライトンにやってきた当初は完全な「無名選手」であり、良いドリブラーだと認知されてからもしばらくは「左サイドのトロサールの控え」としての立ち位置だった。
しかし、W杯前にグレアム・ポッター監督がチェルシーに引き抜かれロベルト・デ・ツェルビが新監督として就任すると、一気に序列を高めた。
トロサールがプレーしていた左サイドでスタメンとして使われるようになると、その実力でポジションを奪い取ったのだ。
現在はトロサールをワントップの位置で起用することで、「共存」を実現している。
左の三笘、右のソリー・マーチは非常に強力で、トップ下のララーナとワントップのトロサールも素晴らしい攻撃力を有していることから、強豪クラブとも互角に戦えるようになってきているのだ。
冬の移籍市場で誰も抜けることがなければ、来季のEL(ヨーロッパリーグ)やCL(チャンピオンズリーグ)出場権獲得も夢ではないかもしれない。
チームメイトも三笘のドリブルや得点能力を完全に認め、プレーしやすい様に配慮してくれている。(ドリブル時に近づきすぎないことが徹底されている)
しばらくペルビス・エストゥピニャンとの縦関係が上手くいっていない時期もあったが、現在ではお互いがお互いを良く理解し合い、シンプルに使ったり囮として使ったりなど良い連携が取れている。
エストゥピニャンも非常に攻撃的な特徴があるため、上手くハマることで超強力な左サイドとなっている。
プレミアリーグの強豪も、もはやこのブライトンの左サイドを無視するわけにはいかないだろう。
今後ブライトンと対戦するどのクラブも、三笘のドリブル突破、エストゥピニャンのオーバーラップなどの対策をしっかりと行ってくるはずだ。
ビッグクラブはすでに警戒するだけでなく、来夏に獲得するプランすら考えているかもしれない。
三笘はもはやプレミアリーグで大注目となっているアタッカーなのだ。
リヴァプール戦でインパクトを残しさらに注目される存在になれるか
リヴァプールとブライトンの試合は、上位対決であるため、今節の試合の中でもかなり注目度が高い。
「マンチェスター・U対マンチェスター・C」のマンチェスターダービーや「トッテナム対アーセナル」といった大注目カードの次に注目度が高い試合となるだろう。
この試合で三笘がゴールやアシストといった数字を残すことができれば、いよいよプレミアリーグの主役の1人として完全に認知されるようになってくるだろう。
1月14日に行われるリヴァプール戦に注目しよう。
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