永嶋花音は来季につながる1打差惜敗 同級生女王と同じ“先行投資”し2年目シーズンへ | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 川崎春花 -7 2 永嶋花音 -6 3 竹田麗央 -5 高久みなみ -5 5 大林奈央 -3 6 宮澤美咲 -2 佐藤心結 -2 須江唯加 -2 9 泉田琴菜 0 10 小林夢果 +1 順位の続きを見る
永嶋花音は惜敗も収穫大 来季に向けて弾みをつけた(撮影:福田文平)
<JLPGA新人戦 加賀電子カップ 最終日◇9日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6482ヤード・パー72>
トータル6アンダーでホールアウト。アテスト(スコア申告)があるクラブハウスの2階テラスから、最終組がプレーする18番グリーンを眺めていた永嶋花音(はなね)だったが、川崎春花が勝利を決めるボギーパットを沈め、1打差での敗戦が決まった。
今季メジャーでの初優勝を含む2勝を挙げた同期に、2打差をつけられたままプレーが終了。だがその川崎は最終ホールで2打目を池に入れ、ダブルボギーならプレーオフという状況だった。ボギーパットは1.5メートルと微妙な距離。それを見ていた永嶋は「入れると思っていた」という一方で、「可能性はゼロではない。心の準備はしていた」。望みは絶やさなかった。
同期のなかで最上位のQTランク5位で臨んだ今季。前半戦出場権を確保したが、開幕から『予選落ち』の文字が並んだ。「とにかく苦しくて、先がずっと暗いまま進んだ」と、この1年を振り返る。「周りがみんな上手でついていけないと思ってしまった。1打差、2打差での予選落ちが多かったけど続いてしまうと、リランキングのことで頭がいっぱい。おもりを積み上げてしまった」と、それがメンタルに悪い影響を及ぼした。
結果的にリランキングは突破できず、シーズン後半戦は下部のステップ・アップ・ツアーが主戦場になった。それでも「ルーキーイヤーでそれが経験できたのは大きい」と今では前向きにとらえられる。
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