米ツアー予選会は練習日から嵐でショットガン! 勝みなみ「みんなに平等」、西村優菜は「これぞ海外」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
ショットガンでの練習ラウンド カートで移動する選手たち(撮影:ALBA)
<LPGA Qシリーズ(前半) 事前情報◇30日◇RTJマグノリア・グローブGC(米アラバマ州)>
来季の米ツアー出場権をかけた「Qシリーズ」は、開幕前日から文字通り“嵐”となった。朝5時の時点で強烈なトルネードが開催地のアラバマ州モビールを襲い、突風が吹き荒れて大雨が降り、雷が鳴りやまない。スマホでは緊急速報が流れ、勝みなみが「命の危険を感じました」というほどだった。
7時ごろには雷も落ち着き、8時には雨も上がった。だが、このような天候のためLPGAは練習ラウンドの日程を変更。予約した時間ではなく、時間を決めてショットガン形式で行うかたちをとった。指定された時刻は、西村優菜はもともとの時刻とそんなに差はなかったものの、昼前からを予定していた勝はかなり早い時間となった。しかも西村は2番から、勝は12番からと変則なホールからのスタートとなったのである。
思いがけず早起きとなった勝だったが、「すごく平等じゃないですか。みんなが回れるシステム。すごくいいなと思いましたね」と、今回の対応に好印象。日本ツアー最終戦からの強行日程で練習日が2日間しかなく、前半戦でプレーする2コースを見るためにはどうしても回りたかった。そういう意味でも「18ホール回れて雰囲気もつかめました。あとは自分を信じてやるだけですね」と、まずはラウンドできるようにしてくれた配慮がうれしい。
一方の西村は「これぞ海外だなという感じですね(笑)」と日本ではほとんど見られないような嵐、そして対応について話しつつ、「でも気にせずにできましたよ」とこちらもイレギュラーな事態も問題なかったようだ。西村も勝同様に2日間で各コース18ホールずつ回り、「ショットは徐々に振れてきています。疲れが取れれば良くなると思います」という状態まで仕上げた。
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