【卓球技術】変幻自在!ペンホルダーの横下、横上回転サービスの出し分け方
ペンホルダー、特に表ソフトの選手は回転量よりも、回転量の変化やわかりづらさで勝負することが重要です。そのため、ペンホルダーでも上回転と下回転がわかりにくい横回転サービスを出せるようにする必要は大いにあります。
「これができると試合が変わる!脱中級者講座」の第24回では、横回転サービスの上回転と下回転をわかりにくく出すコツを、加藤コーチの技術指導を通して詳しく見ていきましょう。
【加藤拓也(かとう たくや)】京都府・洛東高等学校から京都産業大学を経て、現在は天王山卓球スクール北山店でコーチを務め、子どもから大人までを幅広く指導する。戦型は右利きの中国式ペンホルダーでフォア表ソフト、バック裏ソフト。中学生から卓球を始めながら、全国大会出場経験も持つ。自身の個人チャンネルであるKATO卓ちゃんねるでは、中ペン、表ソフトの技術をメインに練習や試合の動画を多く配信している。(写真提供:本人)
横上回転と横下回転の出し分け方
加藤:今回は横上回転サービスと横下回転サービスをわかりにくく出す方法について解説していきたいと思います。
ペンホルダー、特に表ソフトの選手は回転量で勝負するのが難しく、回転量の変化やわかりづらさで勝負することが大事になってくるので、是非とも覚えていただきたい技術です。
ポイントは同じスイングで出し分けること
加藤:横上回転と横下回転をわかりにくく出す上で重要なポイントは、2種類のサービスを同じスイングで出し分けることです。
ポイントは前腕の返しです。この前腕の返しから戻して横回転のスイングに持っていく過程で2種類の回転を出し分けます。
横下回転を出すときは、前腕が返ってくる時にボールに当てることでボールのやや外側を捉えて回転をかけることができます。その後にラケットをひっくり返すことによって上回転に見せるフェイクモーションができます。
横下回転の解説 1:26~
加藤:横上回転を出すときは、同じスイングでラケットをひっくり返した後にボールの後ろをインパクトします。横下回転サービスの時に当てた場所を通り過ぎてからインパクトすることを徹底しましょう。
横上回転の解説 2:11~
加藤:表ソフトはこのような小さな変化がすごく大事になってきますので、ぜひ練習してみて下さい。
実際の練習動画 3:18~
加藤:表ソフトラバーでサービスを出しているので、パッと見て大きな変化はないかもしれませんが、小さな変化をつけることで相手がレシーブを少し浮かせることがあります。そこをスマッシュで叩くという展開が理想ですね。
文:加藤拓也コーチのYouTube KATO卓ちゃんねるより
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