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現在ラ・リーガ3位の強豪レアル・ソシエダ、W杯への参加は久保建英のみという不思議

写真:久保建英(提供:なかしまだいすけ/アフロ)
レアル・マドリードやバルセロナといった欧州屈指の強豪チームがひしめくラ・リーガでは、必然的に多くのチームがW杯へ選手を送り出すことになる。

14節終了時点でレアルやバルサに次ぐ3位となっているレアル・ソシエダも、数多くの選手をW杯に送り出す、かと思われたが、なんと実際には日本代表MF久保建英のみが参加することになりそうだ。

なぜレアル・ソシエダは強豪チームなのに代表選手が久保しかいない?

久保建英については、日本のサッカーファンならばその実力と期待値の高さを知っていることだろう。

バルセロナのカンテラ出身であり、21歳という若さでラ・リーガの強豪レアル・ソシエダで主力として活躍している日本屈指のタレントだ。

しかし、レアル・ソシエダには、そんな久保と同格またはそれ以上の実力者たちが数多く在籍している。

それにもかかわらず、誰1人W杯メンバーに選出されていないのだ。

ダビド・シルバ

36歳となった現在でも、その実力は久保以上であり、チームの絶対的な司令塔として活躍している。

しかし、2018年に代表引退を発表しているため、当然のことながらカタールW杯には参加しない。

アレクサンダー・セルロート

今季は昨季に引き続きレンタル移籍で在籍しているセルロートは、オヤルサバルやサディク、アリ・チョーの負傷によってエースとして君臨している。

公式戦6ゴール2アシストを記録しており、ノルウェー代表にも選ばれているが、残念ながらノルウェーはカタールW杯への出場権を逃しているため、参加せず。

スビメンディ、ミケル・メリーノ、ブライスメンデスなど

レアル・ソシエダには、非常に優秀な20代のスペイン人選手が多数在籍している。

ブスケツの後継者とも呼ばれているスビメンディを筆頭に、ミケル・メリーノ、ブライスメンデス、エルストンド、ムニョス、パチェコなど、他の国であれば間違いなく代表メンバーに選出されるような実力者が揃っている。

しかし、優勝候補スペインはまさにタレントの宝庫であり、実力のある彼らでもスペイン代表に選出されなかったのだ。

ちなみに、チームのエースであり、スペイン代表でも活躍していたオヤルサバルに関しては、膝の前十字靭帯断裂からの復帰が間に合わずに選出外となった。

各選手にとっては悔しい結果となったが、レアル・ソシエダにとっては連戦の疲れを癒しW杯後に万全のチーム状態にするチャンスであると言えるだろう。

唯一の代表選手である久保には、彼らの想いも背負って活躍してもらいたいものだ。

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