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「日本代表に朗報」板倉滉がドルトムント戦で復帰、カタールW杯出場OKでDFの安定度が一気にUP

(Photo by Christian Verheyen/Borussia Moenchengladbach via Getty Images)
カタールW杯を戦う日本代表に、「頼れる男」が帰ってくる。

11月11日、ブンデス・リーガ第15節、「ボルシアMG対ドルトムント」の試合が行われ、4-2でボルシアMGが勝利した。

乱打戦となったこの試合の終盤には日本代表DFの板倉滉が投入され、膝の内側靭帯部分断裂の怪我から約2ヶ月ぶりに実践復帰を果たした。

W杯直前で復帰、ぶっつけ本番を回避

9月上旬のトレーニング中に膝の内側靭帯部分断裂の怪我を負った板倉滉が、ついにピッチに戻ってきた。

ドルトムント戦の後半43分にクアディオ・コネに代わり投入されると、数分足らずだったが無難な守備を見せた。

これでぶっつけ本番でのW杯をギリギリで回避したことになる。

11月17日に行われる親善試合、「日本代表対カナダ」の試合である程度の時間出場すれば、ドイツ戦への出場も見えてくるはずだ。

ボルシアMGのファルケ監督に「コウは怪我をするまで我々にとってベストな選手だった」と言わしめるほどのハイパフォーマンスを見せていただけに、ドイツやスペインといった強豪国の攻撃も跳ね返してくれるはずだ。

板倉の復帰でDF陣の不安感も一気に軽減

板倉が公式戦に復帰したことで、ようやくDFの頭数に入れることができるようになった。

怪我人続出のW杯日本代表にあって、特にDFは不安要素の大きなポジションとなっている。

しかし、板倉が復帰したことで、DFも様々な組合せが可能となる。

実践復帰間もない板倉をドイツ戦のスタメンで使わないならば、CBは吉田麻也と冨安健洋のコンビで、左に長友佑都(もしくは伊藤洋輝)、右に酒井宏樹といったメンバーで臨みながら、途中で板倉を投入できる。

調子の上がらない吉田のパフォーマンスが悪ければ、板倉を投入し冨安と組ませれば、一気に守備力は上がるだろう。

例えば怪我明けの冨安がスタメンで起用できないケースもあり得るが、その際は板倉を先発起用し冨安を板倉に代えて途中出場させることで、双方の負担を軽減できる。

CBは谷口彰悟や伊藤洋輝もプレー可能なため、吉田のパフォーマンスが悪ければどちらかに代えることも可能だ。

板倉が復帰したことで、伊藤洋輝をSBに回せるようになったことは、日本代表にとってかなりのプラスポイントとなる。

ブンデスリーガでもトップクラスのDFである板倉の復帰により、日本代表の決勝トーナメント進出の可能性がわずかながら見えてきたと言えるだろう。

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