ファンファーストについて“外”から考えてみる【原田香里のゴルフ未来会議】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
「マスターズGCレディース」で優勝した川崎春花は、メルセデスポイントランキング19位で賞金ランキングは9位 試合中にHPでこのランキングを確認するのが意外に手間取る(撮影:福田文平)
ゴルフを愛するみなさん、こんにちは。原田香里です。今日は、私たちプロゴルファーにとって一番大切なファンのみなさんとのかかわりについてお話ししたいと思います。
1989年にプロテストに合格した私のプロ生活は、早いもので30年を超えました(今さらながらビックリです)。試合から試合へと明け暮れた現役時代、理事時代、そして現在を通じて、ファンの皆さまの大切さ、応援してくださることへのありがたさはずっと肌で感じています。後輩たちには、現役の頃も、理事としても、直接話をしたり自分の姿勢を見せることでそのことを伝えてきたつもりです。
スポンサーさんが大切なのはいうまでもありませんが、そのスポンサーさんもファンのみなさんがいらっしゃるからこそ、私たちを応援してくださるのです。と、ここまでは大前提です。実は昨年、理事を退任してから、私自身に”ファン目線“のようなものが出てきました。
毎週試合に出ているのではなく、理事=裏方としても直接かかわることがなくなった今、完全に”外“からツアー、そしてプロの世界を見ることが増えたからです。そこで改めて気が付いたことのいくつかを聞いていただきたいと思います。
ツアーの真っただ中にいると、どうしても視点がかたよって気付かなかったことがこれほどあったのか、と驚くほどです。現在の私は、JLPGAの一会員として連絡を受け取る立場にはいますが、それ以上の情報は“口コミ”レベルしかありません。ツアーのように人がたくさん集まる場所にいつもいるわけではないので、それも激減しています。
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