バドミントン初心者が上達するためにやるべき5つのポイント

バドミントン

バドミントンと言えば、公園などで楽しみながらシャトルを落とさないように打ち合うレジャー的なスポーツといったイメージを持つ人も多いですよね。 しかし、競技のバドミントンとなると、気持ちが違うだけでなく、本格的な動き方や打ち方を習得する必要があります。 部活などで新たにバドミントンを始めるという人もいるかと思いますが、闇雲に練習してもなかなか上達はしません。 しっかりと「上達するためのポイント」を理解してから練習を行うようにしましょう。 この記事では、そんな「バドミントン初心者が上達するためにやるべきポイント」について解説していきたいと思います。

バドミントン初心者が上達するためにやるべきポイント

下川裕一,バドミントン バドミントンは、シャトルを打ち返し、相手コートに落とせばポイントが付くシンプルなスポーツです。 しかし、部活などで行う競技としてのバドミントンは、非常にレベルが高く、高校生年代であってもスマッシュが200km/h以上出ると言われています。 トッププレーシャーともなれば、女性でも300km/h以上、男子だと400km/h以上出ることもあるのです。 さらに、相手は様々な打ち分けをしてくるので、打ち方も1つだけではとても対応できません。 ルールを覚えるのはもちろんですが、最低でも、複数あるステップや打ち方をある程度マスターしておかないと、試合に出場することも難しいと言えるでしょう。 それでは、実際にバドミントンの初心者の人が上達するためにやるべきことをいくつか挙げていきましょう。

ラケットの持ち方を覚える

下川裕一,バドミントン まずはラケットの持ち方をしっかりと固めておきましょう。 ラケットの持ち方は主に2種類です。 イースタングリップ イースタングリップは、床に対して垂直に立てたラケットに対して握手するようにグリップの先端付近を軽く握ります。 親指と人差し指が「V字」になるようにするのがポイントです。 サムアップ サムアップは、イースタングリップの状態から時計回りにラケットを少しだけ回転させて持ちます。 その角度はおよそ30°くらいが適切だと言われています。 この持ち方でバックハンドやサーブを打ちます。

姿勢を覚える

バドミントンは非常に展開の速いスポーツなので、棒立ちの姿勢ではまず相手のスマッシュにタイプすることができないでしょう。 まずは利き足を前に出してかかとを上げます。 身体に力を入れずに、前かがみになり重心を落とします。 ラケットは胸よりも辺りまで上げた状態で持ちます。 試合中は常にこの姿勢でプレーしましょう。

フットワークを覚える

バドミントンコートはバスケットボールやバレーボールよりもかなり狭いので、走り回るというよりも小刻みにステップを踏みながらプレーをします。 ・横に踏み出した足と同じ距離だけ逆足も引き付ける「サイドステップ」 ・進行方向に逆足をクロスさせて進む「クロスステップ」 ・前後に足を開き、後足で前足を追いかけるように前に進む「ツーステップ(シャセ)」 ・相手がシャトルを打つ少し前に小さくジャンプをして、両足で着地した反動で動く「リアクションステップ」 これらのステップを無意識レベルで出せるようになるまで練習すると、一気にバドミントンのレベルが上がるはずです。

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下川裕一,バドミントン

ショットの種類を覚える

バドミントンでは、1つのスマッシュでポイントを取るのは難しく、いかに相手を揺さぶるかがポイントとなります。 そのため、ショットの種類を覚え前後左右に相手を揺さぶるために打ち分けなければなりません。 ・高い弾道で相手の頭を越しコートの奥に落とす「クリア」 ・スマッシュを打つようなフォームで打つ瞬間に力を抜きネット際に落とす「ドロップ」 ・体重を乗せ高い位置からショットを打つ「スマッシュ」 ・ネット際に落とされたシャトルを軽く弾いて相手のネット際に落とす「ヘアピン」 この4つのショットを覚えることができれば、初心者卒業と言っても良いでしょう。 空振りしないような意識を持つ バドミントン初心者にとっての1番の悩みは、やはり「空振り」だと思います。 簡単そうに見えて、動きながらシャトルを正確に打つのはかなり難しいものです。 力まない 特にスマッシュは、あいてのコートに力強く打ち込むので、どうしても力んでしまいますが、力み過ぎると空振りの確率が上がります。 向かってくるシャトルの軌道に合わせるようにリラックスした状態でモーションに入り、インパクトの瞬間に力を入れる(手首を返す)のです。 力まないだけでもかなり空振りの回数は減るはずです。 羽を見ずにコルクを見る スマッシュを打つ時、どうしても視界にシャトルの羽が入ってしまいますが、先端のコルクを見るようにすると空振りの回数が減っていきます。 羽を見てしまうと、ポイントが長い物体になってしまうので、空振りしやすくなるのです。 先端のコルク部分だけを見ることで、テニスに近い球体へのインパクト方法と同じになり、空振りしにくくなります。

まとめ

下川裕一,バドミントン 今回は、「バドミントン初心者が上達するためにやるべきポイント」について解説してきました。 ・ラケットの持ち方を覚える ・姿勢を覚える ・フットワークを覚える ・ショットの種類を覚える ・空振りしないような意識を持つ これらのポイントを意識して練習をすれば、短期間で試合に出場できるくらい上手くなれるはずですよ。