最高の一瞬『思い入れのある選手_リオネル・メッシ(サッカー)』
サグラダファミリアやカンプ・ノウの風景と同じ感じで、リオネル・メッシは人なんですけど、僕にとってはライフワークというか、趣味のような感覚で撮っているところがあります。
彼のデビューの頃と同じようなタイミングでスペインに来て、最初はちょっとうまい選手という感じでしたが、ずっと撮り続けてきたら、サッカー界のスーパースターになっていました。
こうした、喜びが自分のほうへ向かってくる写真というのは、いつでも撮れるものではありません。それがこのときは自分のカメラに来てくれているんじゃないかというくらい、目線もわかる。喜びをすごく爆発させた瞬間が撮れたのは、カメラマンとしてうれしいです。
パリ・サンジェルマンへ移籍してしまったのは寂しかったです。新型コロナの感染拡大で、移動やメディア規制も厳しかったのですが、どうしても撮りたかったのでパリに行き、チャンピオンズリーグの試合撮影に行きました。
これからもタイミングを見てメッシは追いかけたいですし、それだけ思い入れのある選手です。
▼中島大介(なかしま・だいすけ)
1979年生まれ。2006年よりバルセロナ在住。サッカーを中心にヨーロッパ各地で様々なスポーツの撮影、スポーツ選手インタビュー、ポートレートの撮影など。AIPS(国際スポーツプレス協会)会員。バルセロナでカフェも経営。
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