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米国司法省がPGAツアーを「反競争的行動」で調査へ LIVゴルフに関する対応で | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

まだまだ沈静化しないLIV騒動 いよいよ司法も動いた(撮影:GettyImages)

11日、米ウォールストリートジャーナル紙が、「米国司法省がPGAツアーの『反競争的行動』に関する調査を開始している」と報じた。これはつまりPGAツアーが公正な事業を行っているかの調査。サウジアラビア政府の支援を受けた超高額賞金のゴルフリーグ「LIVゴルフ」へ参戦した選手を事実上、ツアーから追放した対応に関するものとされた。

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同紙によると司法省の捜査機関は、すでに「LIVゴルフ」に参戦した数名の選手のエージェントらに聞き取りを行っており、「調査はLIVゴルフのトーナメントには世界ランキングのポイントが交付されないこと。LIVゴルフをプレーすることでPGAツアーのメンバー資格を失うとジェイ・モナハン会長が伝えた」ことに争点を置いているという。

すでにPGAツアーは、ここまで行われたLIVゴルフ2戦のうち、少なくともどちらかに出場した24名の選手をツアーメンバーから除外している。PGAツアーは調べを受けていることを認めた上で、同ツアーのジェイ・モナハン会長は「これは予想されなかったことではない。過去に同じ問題で調査を受けた。今回も同じ状況だと確信している」と話した。

実際1994年に、米国の連邦取引委員会が「PGAツアーは他のツアー、TVイベントに出場する際に許可を得る必要がある」という規則が「反トラスト法」(独占禁止法)に違反すると認定している。しかしながら連邦取引委員会は何ら措置を取らず、途中で捜査を止めた経緯がある。

現在PGAツアーはメンバーに対し北米以外での大会は3大会までの出場許可を出している。この調査はジョー・バイデン米大統領が今週サウジアラビアを訪問するタイミングで行われたと思われるが、大統領は多くは石油問題、及びサウジアラビアの人権問題について話し合うと見られる。(文・武川玲子=米国在住)

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