「トロントで活躍した最大の日本人」米メディアが渡邊雄太の功績を高く評価!ファン対応も賞賛

ダブルダブルで勝利に貢献した渡邊。コート外での振る舞いも評価されている。(C)Getty Images
 トロント・ラプターズの渡邊雄太は現地時間12月13日、本拠地トロントで行なわれたキングス戦に途中出場し、12得点、10リバウンドと「ダブルダブル」を達成する活躍で124対101の勝利に大きく貢献した。

 この試合では得点、リバウンドとも今季最高を記録するなど、チーム内でも渡邊の存在感は増している。

 今シーズンは期待されながらも左ふくらはぎの故障により出遅れ、チーム19試合目でようやく公式戦初出場を果たした。高いパフォーマンスを発揮している現在に至るまで、コート内外でさまざまな苦境を乗り越えてきたことは想像に難くない。

 そんな、渡邊のコート外での一面が米メディアによって伝えられている。

 主にラプターズの情報を発信している『Raptors Republic』が、渡邊の表情を伝えるトピックを掲載。ファンとのコミュニケーションについて「日本のファンがユウタに抱く愛情と献身は、一方通行ではない。この街に来て間もないにもかかわらず、彼はその愛に応えようとしている」と、これまでの渡邊の印象を表現した。他にも、欠場中だった時期の催しにも「ユウタはふくらはぎを痛めながらプライベートなイベントに参加」と記している。
  また、「トロントのプロスポーツチームで活躍した最大の日本人アスリート」と称してプレーヤーとしても高く評価しており、さらにドラフト外からNBAのロースターにまで登り詰めたことを踏まえ「努力を体現する選手」とも述べている。その上で、渡邊の魅力のひとつとして「日本人ファンが努力を続けるユウタの姿を自身に重ね合わせていることだ」と、苦境を克服した精神面での強さを指摘。日本のファンの想いも代弁している。

 記事では他に「ユウタやハチムラが日本のバスケットボールに与えた影響は過小評価できない」と、両日本人NBAプレーヤーの重要性についても触れている。まさに、日本人選手が主力として躍動する今季、世界最高峰の戦いからますます目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】初のダブルダブルを達成した渡邊のキングス戦ハイライト

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