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デシャンボーを見て思う 松山英樹の『後悔』【PGAツアー公式コラム】(No.168473) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報

松山英樹、いざプレーヤーズ選手権へ!(撮影:GettyImages)

“もし、中止になっていなかったら”。昨年の「ザ・プレーヤーズ選手権」について、そう思い返すことはなかったと松山英樹は語る。

松山英樹の2021年版ドライバースイング【連続写真】

コロナ禍でツアー中断のはじまりとなったのが、1年前の本大会。初日に松山が「63」のコースレコードをマークして、単独首位発進を決めた大会だった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2日目以降が中止となり、ツアー6勝目に向けたロケットスタートは露と消えた。

しかし、松山が“後悔”しているのは大会の中断に関してではない。そのあとの時間の使い方だった。ツアーはその後、約3カ月中断。「中止に関しては、あの状況ではしかたがない。動揺はしなかったし、しばらく大変な状況が続くと思った。同時に、そのときはマスターズが開催されるという発表があったので、米国に残って練習しようと決めた」。日本に帰国する前にマスターズで戦おうとスケジュールを組んでいたが、コロナ禍で日々情勢が変わる中では、日程調整や試合に向けてのマネジメントも容易ではない。

「状況がさらに悪化しているというニュースを見て、帰国したほうが安全だと思った。いつツアーが再開するかも分からず、スケジュールを組んでも、それが自分にとって本当にいいのかどうかが分からなかった。中断期間、時間をもっと有効に使えばよかったと後悔している」と明かす。

その思いは、ブライソン・デシャンボー(米国)を見るとふつふつと湧き上がる。中断期間を経て、飛躍的な進化を遂げて帰ってきたデシャンボー。肉体改造を中心に自身の強みを磨き、「全米オープン」を制してみせた。「デシャンボーを見ると、自分が時間を無駄にしたと感じる」と振り返った。

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