勝てないレイカーズの“指揮官問題”。名物コメンテーターはヴォーゲルHCの解任を予想<DUNKSHOOT>

オフにウエストブルック(右)らを加えたレイカーズ。そんなスーパーチームが勝てない場合、指揮官に批判が行くのは致し方ないと言える。(C)Getty Images
ここまでの2021−22シーズンにおいて、最も期待外れなチームがロサンゼルス・レイカーズであるのは間違いない。

オフにラッセル・ウエストブルックやカーメロ・アンソニーらを獲得する大型補強を施し、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスを含めてパワーハウスを形成。開幕前には優勝候補と予想されたものの、現時点で12勝12敗の勝率5割、ウエスタン・カンファレンス8位と低空飛行が続いている。

豊富なタレントを抱える強豪チームが思うように勝てない時、批判の矛先はヘッドコーチに向けられる場合が多い。今回のレイカーズのケースも、2019年からチームを指揮するフランク・ヴォーゲルHC(ヘッドコーチ)が矢面に立たされており、解任を求める声すら上がっているのが現状だ。

『ESPN』の名物コメンテーター、スティーブン・A・スミス氏も、ヴォーゲルHCの解任を予想する1人だ。出演した『First Take』にてスミス氏は、自身がそれを望んでいるわけではないものの、近いうちにそうなるのではないかと話した。
「私はレイカーズがフランク・ヴォーゲルを解任すると予想するね。そうすべきだと言ってるわけじゃない。私は彼が好きだし、NBAでトップクラスのディフェンシブマインドを持っている。彼はロサンゼルス・レイカーズでチャンピオンになると思うし、すでにそれを実現しているんだ。

だけど、彼がいるのはレイカーズであり、ティンセルタウン(ハリウッドの意味)なんだ。我々は(レイカーズの)ケミストリーに疑問を感じるし、(役割への)コミットメントや献身性も疑っている。ディフェンスも疑問だね。もしこれが続いたら、オールスターブレイク後、フランク・ヴォーゲルはレイカーズのヘッドコーチではなくなっていると思う」

就任1年目でチームをリーグ制覇に導いた一昨季には絶賛されたものの、昨季、そして今季と思うような結果を残せずにいることで、評価が急落しつつあるヴォーゲルHC。指揮官が自身の価値を高めるには、チームを勝利に導くほかない。ここからレイカーズを立て直し、再び名声を取り戻したいところだ。

構成●ダンクシュート編集部

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