「30センチも外れてる」大谷翔平も抗議した“ストライク判定”が物議!「こんなジャッジもまかり通るのか」<2021百選>
2021年のスポーツ界における名場面を『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。今回は、大谷が“被害者”となったストライクを巡るジャッジをふたたび取り上げる。日本が誇る偉才が思わず顔をゆがめた判定は小さくない物議を醸した。
記事初掲載:2021年7月11日
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明らかなミスジャッジが物議を醸している。
事の発端となっているのは、現地時間7月10日、ロサンゼルス・エンジェルスが敵地に乗り込んだシアトル・マリナーズ戦でのワンシーンだ。
この日も「2番・DH」で先発出場していた大谷翔平が、2打数ノーヒットとして迎えた6回表の第3打席だった。相手先発クリス・フレクセンが、カウント2-2から外角へ投じた82.7マイル(約133キロ)のチェンジアップは、ストライクゾーンから大きく外れた……かに見えたのだが、主審は「ストライク!」と叫び、見逃しの三振となったのだ。
確信めいた顔でボールを見送っていた大谷は、手を横に振りながら、「ありえない」と言わんばかりの表情でダッグアウトに戻っていった。
27歳のサムライ戦士を困惑させた判定は、現地メディアも驚かせている。地元紙『Orange County』のジム・アレクサンダー記者が「オオタニは1フィート(約30.48センチ)も外れたボールをストライクと判定された。彼は今夜アウトを奪われた」と言及。米専門サイト『Jomboy』も「ショウヘイ・オオタニに対してはこんなジャッジもまかり通るのか」と皮肉った。
さらに米メディア『Larry Brown Sports』は、主審の判定に辛辣な言葉を寄せた。
「あらゆるピッチングトラックのデータを見ても、あの一球が大きく外れていたのは明白だ。それはオオタニも、フレクセンも、キャッチャーのマーフィーも分かっていたことだ。通常、オオタニは審判に歯向かったりはしないが、そのストライクコールは酷いものであり、我々と同様に黙っていられなかったようだ」
思わず大谷が声に出して抗議するほどにジャッジ。その余波はしばらく続きそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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