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ケガから復帰の八村塁がシーズンハイの20得点で勝利に貢献!3ポイント好調の要因は「自信ですね」<DUNKSHOOT>

20得点の八村はダンクや3ポイントなど確実に得点を稼ぎ、チームの勝利に貢献。最高の形で前半戦を終えた。(C)Getty Images
現地時間2月17日(日本時間18日、日付は以下同)に敵地バークレイズ・センターで行なわれたブルックリン・ネッツ戦で、ワシントン・ウィザーズの八村塁が2試合ぶりに復帰。14日のデトロイト・ピストンズ戦で右足首を捻挫し、16日のインディアナ・ペイサーズ戦を欠場したことで、ネッツ戦の出場は微妙だったものの、ベンチスタートでコートに立った。

第1クォーター残り4分半に登場した八村は、クォーター終盤に先日加入したイシュ・スミスのパスを受け、トップ左付近から3ポイントをヒット、その後もセス・カリーとのミスマッチを突いてリング下で加点するなど順調な滑り出しを見せる。

その後もドライブからティップイン、ファーストブレイクからダンク、2メンゲームから味方との連携でダンクを叩き込むなど右足首を捻挫していた影響を感じさせないプレーを披露。終わってみれば27分15秒の出場でチームトップの20得点に1リバウンド、1アシスト、1スティールをマークし、117−103の勝利に大きく貢献した。

「昨日のタフな試合を負けて、バック・トゥ・バック(連戦)でブルックリンのホームということで、僕らもブレイク前で1勝が欲しかったので、皆で一生懸命やって勝てたので良かったです」

ウィザーズは八村のほか、ゴンザガ大の後輩コーリー・キスパートが16得点、スミスが15得点、6アシストを残すなど、計7選手が2桁得点を記録。
なかでも八村はフィールドゴール53.3%(8/15)、3ポイント2本とフリースロー2本をすべて沈めてシーズンハイの20得点と大活躍。24歳のフォワードがNBAの公式戦で20得点以上をあげたのは昨季プレーオフのフィラデルフィア・セブンティシクサーズとの1回戦第5戦以来、レギュラーシーズンとしては昨年5月10日のアトランタ・ホークス戦以来となった。

「チームもボールをしっかりシェアしていて、その流れの中でいい感じでできてたので良かったと思います」と振り返ったとおり、スミスやキスパートといったハンドラーたちとの連携もスムースで、相手ゴールを強襲する豪快なダンクも炸裂させた。

「途中、(足首の痛みを)ちょっと感じてたんですけど、身体が温まってきて、いい感じにできたと思います」と明かした八村は、今季18試合を終えて平均18.3分、8.9点、3.3リバウンド、1.0アシストへと数字を伸ばしており、3ポイントの成功率は46.2%まで上昇している。

3ポイントが好調な理由について八村は「自信ですね。ずっと練習してきたので。練習どおりにできていると思いますし、それがいい結果に出ているんじゃないかと思います」と語った。
NBAは18日から23日までオールスターブレイクとなり、オールスター関連のイベントや本戦に出場しない選手たちやチームは6日間試合がなく、終盤戦に向けて一呼吸することができる。

ウィザーズの次戦は25日にホームで行なわれるサンアントニオ・スパーズ戦。八村は「残り24試合あるので、そこでプッシュできるように、僕もそうですしチームとしても、しっかりチャージして戻ってきたいと思います」と話しており、今後に向けて休養をとって充電する時間となるだろう。
現在、ウィザーズは27勝31敗(勝率46.6%)でイースタン・カンファレンス11位。9位のホーネッツ(29勝31敗/勝率48.3%)、10位のホークス(28勝30敗/勝率48.3%)とはそれぞれ1ゲーム差のため、プレーイン・トーナメントへ進出できる可能性は十分残されている。

ウィザーズがプレーイン進出圏内へ浮上し、2年連続のプレーオフへ勝ち進むためにも、八村にはゆっくり休んでもらい、充電を済ませてシーズン後半戦に臨んでほしいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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