ロングドライバーはエキサイト? 米LPGAツアーは「46インチ規制」のルール採用を再考へ | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
長尺使いのブルック・ヘンダーソンは…(撮影:GettyImages)
10月、R&AとUSGA(全米ゴルフ協会)がプロゴルフツアーとエリートアマチュア競技を対象に、2022年1月1日よりローカル・ルールとしてパター以外のクラブの長さを現行の48インチから46インチに規制変更をすると発表した。ルールの採用はそれぞれのツアー、競技団体に委ねられたが、男子の米PGAツアー、欧州男子ツアーなど主要ツアーとともに米国女子のLPGAツアーも採用する方向とみられていた。
ところが今週の「ペリカン女子選手権」の開幕前に行われた選手会ミーティングで話し合われた結果、ローカル・ルールの採用は再度検討することとなった。
ブルック・ヘンダーソン(カナダ)は48インチドライバーでプレーする選手の一人。「15歳の頃から46インチ以上のクラブを使っている。長いクラブを打つのも技術のひとつ」とルール採用に反対の立場を取る。父でコーチのデーブ・ヘンダーソン氏も「長いクラブで飛距離を出すことは、女子ゴルフのエキサイトにつながる」とした。
ヘンダーソンの今季の平均飛距離は273.81ヤードでツアー9位。4月の「ヒューゲルエアプレミアLAオープン」で2年ぶりのツアー勝利を挙げている。
米LPGAツアーは次週の最終戦、「CMEグループ・ツアー選手権」(11月18〜21日・フロリダ州)の会場でクラブテストエリアを開設し、ドライバーの長さを確認し、また選手にルール変更への意見を求める。また、ミーティングでは来年から禁止となる予定の“グリーンリーディングブック”についても話し合われる予定だ。(文・武川玲子=米国在住)
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