日本に足りない2つの要素 代表コーチが語る、世界との圧倒的な差(No.166178) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報
ジョーンズコーチから見た、日本と世界との圧倒的な差(撮影:上山敬太)
2020年は、男女ともに若手選手の活躍が際立つ1年となった。特にここ数年で目覚ましい実績を残しているのが、ナショナルチームメンバーの経験がある選手たち。男子では金谷拓実、中島啓太、女子では古江彩佳、西村優奈らを筆頭に、アマチュアの世界大会をはじめ、プロツアーでも優勝、そして優勝争いを演じてきた。
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その面々を導いてきたのが、2015年からナショナルチームのヘッドコーチを務めるガレス・ジョーンズ氏。これまで日本に足りなかった要素を聞いてみた。
■アマチュアランクはひとつの基準 目指すは日々の行動での世界水準
「ナショナルチームが目指す水準のひとつが、世界アマチュアランキング。女子では、2000年生まれのプラチナ世代の選手たちがアマチュアだった時、安田祐香選手がトップ10、その下にも日本人選手が上位につけていた。
ナショナルチームのプログラムの成果だったらうれしいが、単純に海外の試合を意図的に増やし、そこで活躍してポイントを高めていったことが大きな要因だと思う。男子では金谷選手、中島選手と1位になり、米澤蓮選手も上位に食い込んでいる。米国に行けばランキングは上がるが、米国にいない日本人選手が上位にいるということは、チームが世界で戦える水準まで上がってきているという証拠だと思う。ナショナルチームの水準を高めれば、その下の選手たちの水準も上がってくる。
そして、スコアではなく日々の行動についてもワールドクラスに押し上げたいと考えている。今もナショナルチームでは、『毎日の行動の中でなにが世界水準でできたか』を振り返るようにしている。スコアが74だろうが84だろうが、ウォームアップや捕食の取り方、ゲームプランにおいて、世界のアスリートと自分を比べてどうだったか。それが、レベルアップにつながると考えている」
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