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超逸材グラスノーが異論を一蹴!? 大谷翔平のMVPに「5割打者にならなきゃMVPになれない」と主張

今季の直接対決では大谷(左)に一発を打たれたグラスノー(右)。そのポテンシャルに脱帽した。(C)Getty Images
去る11月18日に、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、アメリカン・リーグのMVPに選出された。
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結果だけを見れば、文句なしの選出だった。ファイナリストの得票では、投票権を持った全米記者協会の30人全員が大谷をチョイス。総得票数も2位のブラディミール・ゲレーロJr.に151ポイント差をつけた。

これだけの明確な差がありながら異論も噴出した。カナダ放送局『Citytv』で司会者を務めるシド・セイゼイロ氏が、「ブラッディJr.が真のMVPだ!ある時点で“価値ある”かが重要になる」と訴えれば、元ニューヨーク・ヤンキース投手であるホセ・ベラスは「ゲレーロJr.のやったことは価値がないというのか」と1位票がなかった結果に不満を口にした。

しかし、こうした声を一蹴するように大谷が手にしたMVPの正当性を訴える現役戦士がいる。タンパベイ・レイズのタイラー・グラスノーだ。

何よりもグラスノーは、27歳のサムライが持つ“凄み”を目の当たりにしている。今年5月3日の一戦で、88マイル(約141.6キロ)のスライダーをバックスタンドまで後方へと運ばれていたのだ。
この時に「本当に印象的だった」と語っていた28歳の逸材右腕は、現地時間11月30日に、シカゴ・ホワイトソックスのルーカス・ジオリトと出演した米ポッドキャスト番組『Chris Rose Rotation』で、「いったい、誰がショウヘイ以外にMVPになれるっていうんだい?」と投げかけた。

「たとえば、彼がシーズン20試合に先発登板して、防御率4.00という普通レベルだとしても、打撃で打率.270を打って、30本塁打も打てば、純粋な価値として彼に勝てる選手なんていないよ。もし、僕がゲレーロJr.だったら『ああ、自分はMVPになれない』って気持ちになるよ」

では、いかにすれば大谷を出し抜けるのか。ジオリトが「4割は打たないとね」と論じたのに対し、グラスノーは「いや、5割は打たないとダメだと思うね。本当にこれってクレイジーだよ(笑)」と持論を展開した。

「5割打者にならなきゃMVPになれないなんてね。ゲレーロJr.は投げられないんだ。クレイジーだ。誰が勝てるっていうんだい」

シーズン後もこうして多くを論じられる大谷。そのポジティブな意見の数々は、彼の異質ぶりを証明するものだと言えそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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