【日本代表/WEB取材】「中心になるか、呼ばれないか」。“天才ドリブラー”仁部屋和弘がW杯メンバー14人に残るために必要なこと。
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今こうやってフットサルができているのは妻と娘のおかげ
──W杯出場が正式に決まりましたが。
AFC(アジア予選)がなくなったことについては、正直すごいショックでした。前回大会で出場権を逃した悔しい思いをしていたので、予選を戦ってW杯出場を決めたかったなというのは本心です。ただ、僕らのやることは変わらない。W杯に出るというより、W杯で勝つことが目標だと思っています。ブルーノ監督からも「ここからはW杯に向けて進んでいきましょう」という話があったので。もちろん、メンバーに残りたいという以上に、W杯で勝ちたいという気持ちが強いので、ただ出るだけでなく、勝つために自分ができることを100%出し尽くしたい。残り日数も少ないので、1日1日が本当に勝負だと思って過ごしていきたい。
──この4年間で(2018年の)活動休止の期間もあったが。仁部屋選手にとってW杯はどんなものでしょうか。
生き甲斐ですかね。僕たちは、というか、僕はフットサルという競技が大好きで、それを仕事にして生きていることは本当に幸せ。活動休止とかいろいろなことがあった中で、フットサルができていることは幸せ。W杯という素晴らしい舞台に向かって、チーム全体として進めていると思います。
──娘にW杯を戦う姿を見せたいという思いは?
僕が活動休止をしていた時に妻にも娘にも力をもらって、今こうしてフットサルをしていられるのは2人のおかげです。次は僕がたくさんのエネルギーをあげられたらと思っています。
──アスリートして一番良い年齢で迎えるW杯になると思うが、特別な思いは。
常に今が特別だと個人的には思っているんです。なんなら今日の合宿も特別だなと感じています。Fリーグの舞台に立てることが特別だし、日本代表のウェアを着て練習できること、全てが僕にとっては特別なことです。
──2012年のW杯でカズが入って最終メンバーから落選。最終メンバーに残るために改めてアピールしたいことは。
僕がこのチームで要求されていることはドリブルだったり、攻撃でのチャンスであったり、守備の強度だったり、そうした全てを高いレベルで出さないといけないと思っています。
──日本代表から外れた期間もあったが、ブルーノ監督と話すことはあったのか。
ブルーノ監督からは波があるというか、メンタル的な部分で課題があるという話をされました。自分がそういうところを克服すれば呼ばれるだろうし、そのままだと呼ばれないだろうなと。個人的には僕のような選手は、中心になるか、呼ばれないかだと思っています。チームの中心になって引っ張っていれなければ、僕がいる意味はありません。そういう覚悟を持てというメッセージだったなのかなと考えています。
──W杯の結果はフットサル界にとってどんな意味を持つ?
日本代表はその競技の象徴だと思っています。やはり、勝たないといけないですし、フットサルの魅力を伝えないといけない。いろいろな責任を背負っているので、自分なりに伝えていきたい。
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