「育てる」とは、こういうこと【舩越園子コラム】(No.163688) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報
今年はノルウェー出身の23歳、ビクトル・ホブランがV(撮影:GettyImages)
「マヤコバゴルフクラシック」が米ツアー大会として創設されたのは2007年のことだった。14回目を迎えた今年の大会が、いろんな意味で、とても多彩で国際的な大会となったことは、大会に携わってきた人々の想いと努力の賜物だった。
最終日。優勝争いはバーディ合戦の大混戦となったが、72ホール目に2メートルのバーディーパットを沈めたノルウェー出身の23歳、ビクトル・ホブラン(ノルウェー)が1打差で勝利し、米ツアー2勝目を挙げた。
「16番の第2打で(バンカーに入れたときは)負けたと思ったけど、18番は、よく入ってくれた。自分がプレッシャーに強いとは、まったく思わない。最後は本当にドキドキで体が震えたけど、よく入ってくれた」
ホブランの生い立ちのストーリーが、とても興味深い。その昔、ホブランの父親は仕事で米国にしばし滞在。その間にゴルフを覚え、ゴルフクラブをノルウェーに持ち帰り、11歳になった息子にもゴルフに触れさせた。それがホブランとゴルフの出会いだった。
めきめき腕を上げたホブランは米国のゴルフの名門、オクラホマ州立大学へ進学。在学中の2018年にノルウェー人としては初めて全米アマチュアを制し、その資格で翌年のマスターズに出場。それもノルウェー人としては初めての快挙だった。
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