恵まれた体が生きてきた飛距離UP　ルーキーNo.1は魅せる力もすごい【ルーキーたちの中間通信簿・セキ・ユウティン】（No.164762） | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net｜GOLF情報

カメラを向ければ笑顔でポーズ！

新型コロナウイルス感染拡大の影響により開幕戦から中止が相次ぎ、20-21年の統合シーズンとなった国内女子ツアー。イレギュラーなスケジュールのなかで、歴代最高クラスと呼ばれた昨年のプロテストを勝ち上がったルーキーたちの戦い方はどうだったのか。一区切りのついたこのタイミングで、中間通信簿として、昨年まで同じ選手としてプレー、今年から解説者として彼女たちのプレーを見守ってきた大江香織が5段階で採点する。

飛距離が20ヤード伸びた！セキ・ユウティンのドライバーショット【連続写真】

今回は中国美女ゴルファーとして人気の高いセキ・ユウティン。中国ツアー賞金女王の名を引っ提げて17年から日本ツアーにしたものの、賞金シードを獲得できず。18年からはステップ・アップ・ツアーが主戦場となったが、19年の「日医工女子オープン」で初優勝を挙げた。その年のプロテストに合格して、今季からは“正会員”としてツアーに参戦。トップ10こそなかったものの、「ゴルフ5レディス」で11位タイに入るなど着実に賞金を加算している。また、12月に行われた「JLPGA新人戦 加賀電子カップ」では“同期ナンバーワン”に輝いた。

成績・・・★★★★☆
予選落ち4回でコンスタントに予選は通過できていますし、現在の賞金ランキングは50位。このままいけばリランキングもクリアできると思います。新人戦も優勝しましたしね。また、その新人戦含めて随所で爆発力も見せているので、今後優勝争いに絡んでくるチャンスがあると思います。ただ、彼女の場合はルーキーとしては素晴らしい成績ですが、17年からツアーに参戦していてツアー経験もありますし、さらに成績がいい人もいるので（笑）、バランスを見て「4」とさせてもらいました。

成長度・・・★★★★☆
今年見ていて一番感じたのは昨年までよりも飛距離がかなり伸びていることです。背が高く、体も大きい。スイングもいいものを持っていましたが、そのポテンシャルが発揮されてきたという感じですね。去年までは飛距離は平均くらいの印象がありましたが、格段に伸びている。良い方向に成長しているな、と思います。もっともっと伸びると思うので、現段階では「4」としておきましょう。

メリハリ・・・★★★★★
また、戦い方を見ていてメリハリの良さがすごく光っています。意外と思い切りの良いタイプで、ティショットはしっかりと振り抜いてきます。そこも以前と変わった部分。そこもティショットの飛距離アップにつながっていると思います。見ていて気持ちがいいですよね。