マキロイ無双! 1Wと4本ウェッジの調子が良ければ無敵!?【WITB】

異次元プレーは、主に絶好調のドライバーとウェッジから生み出されました!(撮影:GettyImages)

<RBCカナディアンオープン 最終日◇9日◇ハミルトンG&CC(カナダ)◇6966ヤード・パー70>

カナダで行われた米国男子ツアー「RBCカナディアンオープン」最終日。前日首位に浮上し、この日も1イーグル・9バーディ・2ボギーの「61」とビッグスコアを記録したローリー・マキロイ(北アイルランド)が、トータル22アンダーで優勝。

まさに“マキロイ無双”“マキロイ劇場”となった。前半の5バーディで抜け出すと、後半も4バーディ、1イーグル奪取とそのプレーは異次元。2位に7打差をつける圧勝で、今年3月の「プレーヤーズ選手権」以来となる今季2勝目、米通算16勝目を挙げた。

今週はドライバーが安定していた。4日間のFWキープ率は66.07%で6位タイ。最終日は14回中11回フェアウェイを捉え、平均飛距離は329.8ヤード(4日間平均は324.4ヤードで当然1位)。こうなると、48°からウェッジを入れるマキロイの残り距離は、ほとんどフェアウェイからピンの根元を狙い打ちできる。

そのウェッジの調子がいいマキロイ、最終日は面白いようにピンに絡めた。が、実はこの日のパーオン率が高かったわけではなく、18ホール中、11度のパーオンにとどまっている。ただし、そのうち9個のバーディ(と1つのイーグル)を奪取できたのは、誰より飛ばして短い距離をウェッジでベタピンに付ける回数が多かったからだった。

まるでテレビゲームのような圧巻のプレーでカナダの観衆を熱狂させたマキロイ。いよいよ今週は、ペブルビーチGLで「全米オープン」に臨む。3Wや5Wでも条件が揃えば300ヤードを越えてくる圧倒的な飛距離、そしてピンを刺すウェッジショット。大舞台を前に、千両役者の準備が完璧に整ったようだ。以下、テーラーメイドが発表したマキロイの使用クラブ。

ローリー・マキロイの優勝ギア】
1W:テーラーメイド M5
(9°、テンセイCK Proホワイト80TX)
3W:テーラーメイド M6(14°)
5W:テーラーメイド M5(18°)
4I:テーラーメイド P750
5I〜9I:テーラーメイド P730
PW:テーラーメイド Milled Grind(48°)
A,S,LW:Milled Grind Hi Toe(52,56,60°)
PT:テーラーメイド Spider X
BALL:テーラーメイド TP5

関連記事