石川遼、新『EPIC』に及第点。「ああいった出だしから後半FWに打てる展開は今までなかった」
キャロウェイの未発表ドライバーを投入した石川遼。『EPIC MAX LS』とソールに書かれ、ペリメータウェイトが確認できます(撮影:GettyImages)
<ソニー・オープン・イン・ハワイ 初日◇14日◇ワイアラエCC(米ハワイ州)◇7044ヤード・パー70>
石川遼が未発表の新ドライバー『EPIC MAX LS』プロトを投入し、初日をイーブンパー、99位タイで滑りだした。新ヘッドと『TOUR AD HD-7TX』シャフトを投入して初の試合。慣れないのか、出だしからティショットが右へ飛ぶシーンが多く、こう振り返った。
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「後半ドライバーが良くなってきて、ここまで良い感じで打てるようになったんだなって収穫にはなったけど、全体的には荒れ気味だったので結構苦しかった。(荒れた理由は)前半のティショット。でも、ああいった出だしから後半FWに打てる展開は今までなかったので凄く収穫だったし、何とかゼロまで戻ってきたので、明日にちょっとでも繋がるようにっていい終わり方が最後まで諦めずにできた」(石川遼)
計測ホールのドライビングディスタンスは317.9ヤード(39位)、FWキープ率は50%(63位タイ)だったが、後半の1番で344ヤード、3番で352ヤードと長距離をマーク。これについては「たまたま下も硬くて転がってくれたのもある」と冷静。クラブの詳細について聞かれ、こう明かした。
「SPEEDではないです。SPEEDもめちゃくちゃ良くて、本当にどちらも選び難いというか。MAXは最初からあの状態で渡されて微調整を加えたとかじゃなくて、最初からあの状態で打たしてもらって最初から良いという感じ。SPEEDは微調整を加えて、めちゃくちゃ良くなったという感じ。もう、本当にどっちでもいいかなっていうくらい良い。
(飛距離は?)明らかに性能が毎年少しずつ上がってます。これだけクラブのルール規制が厳しい中で、反発係数のルールが設けられてる以上、そこまで性能的にはプレーヤーとして求めてなかった。そこは技術でって感じだったけど、それなのに毎年毎年更新されて素晴らしいドライバーが出てくるのは選手としては有り難い」(同)
石川が『EPIC MAX LS』プロトと甲乙つけがたいと話す『SPEED』とは、ジョン・ラームやザンダー・シャウフェレが投入した『EPIC SPEED』プロトのことを指すのか。この日はブランデン・グレイス、キム・シウー、ジム・フューリクも『EPIC SPEED』とソールに書かれたペリメータウェイトのないヘッドを使用していた。
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