「ポージーの後釜として最適解だ」米メディアが今季飛躍の鈴木誠也のジャイアンツ入りを推挙!「完璧な理想」
レギュラーシーズンが終わりを告げたMLBでは、各球団の補強を巡る争いが徐々にヒートアップしている。そのなかで日増しに注目度を高めているのが、広島に所属する鈴木誠也の動向だ。
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いまだ本人から明確な答が出たわけではない。しかしながら現地時間11月4日、MLB公式のジョン・モロシ記者が、鈴木がポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦をすっぱ抜くと、瞬く間にその名は球界全体でトピックとなった。
今月9日に行なわれたGM会議では、複数球団の首脳陣が「セイヤ・スズキ」の名を口にした。そのなかでシアトル・マリナーズのジェリー・ディポトGMが、「スズキは素晴らしい選手だと思う。我々は日本人選手なしにシーズンをスタートさせるつもりはない。間違いなくチャンスはある」と、入札への意欲を明確にしたのだ。
水面下で10球団が獲得に動いているとされる鈴木に対して、西海外の名門も熱い視線を向けている。サンフランシスコ・ジャイアンツだ。
今季のレギュラーシーズンで、“宿敵”ロサンゼルス・ドジャースとのデッドヒートを制し、9年ぶりに地区優勝を飾ったジャイアンツ。とはいえ、力強い躍進を支えた主砲バスター・ポージーがシーズン終了後の引退を発表したため、右のパワーヒッターの補填が急務となっている。
頼りになるベテランを失ったジャイアンツにとって、今季のNPB(日本プロ野球)で、セ・リーグ2位の38本塁打を放ち、OPS. 1.072のハイアベレージを残した鈴木は、27歳という年齢も含めて理想的なターゲットと言える。それだけに専門メディアも獲得に太鼓判を押す。
日夜、MLBのありとあらゆる情報を発信し続けている『Fan Side』は「ポージーの突然の引退によって後釜(長距離を打てる右バッター)を探しているジャイアンツにとっての最適解だ」と評し、鈴木の獲得を進言した。
「ジャイアンツは日本のセイヤ・スズキの動きを注視している。彼はメジャーリーグでプレーしたことがなく、不安要素がゼロというわけではないが、日本プロ野球界で最高クラスの選手として印象的なプロフィールを形成してきた。そんな27歳の日本人は、再建が望まれるジャイアンツにとって完璧な理想である」
ウィリー・メイズやバリー・ボンズなど、米球界屈指のスラッガーたちが活躍した舞台に、鈴木も降り立つのか。にわかにその周辺が騒がしくなってきた。
構成●THE DIGEST編集部
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