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タイガー・ウッズがずっと替えない “マッスルバック”アイアンってどんなもの?【ギア豆知識】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

昨年12月の試合でも、ウッズの手にはマッスルバックが握られていた(撮影:GettyImages)

昨年12月に行われたチャリティイベント「PNC選手権」では、タイガー・ウッズ(米国)が1年ぶりの競技復帰を果たした。息子のチャーリー君と共に初日10アンダーの「62」をマークするなど、命の危険も危ぶまれた自動車事故から順調な回復ぶりを見せている。

タイガー・ウッズも投入した赤いカーボンフェースドライバー【写真】

ウッズのプレーとともに注目を集めたのは復帰戦で使用されたクラブだ。特に、先日発表されたばかりのテーラーメイド『ステルス』シリーズのウッドがバッグインしていたことは大きな話題となった。

一方で、アイアンはウッズ専用に設計された『P・7TW』のまま。いわゆる“マッスルバック”のモデルで、一般的に芯が狭く、難しいとされている。ウッズはキャリア全体を通して、ドライバーなどのウッド類はさまざまなモデルを使用しているが、アイアンだけは一貫して、マッスルバックを好む傾向にある。その理由とは何なのだろう?

そもそもマッスルバックとは、バックフェースが厚く、ヘッド全体が1枚の板のようになった形状のアイアンを指している。肉厚な形状でも、ヘッドが重くなりすぎないようサイズを小さく設計されるのが一般的で、その分、どうしても芯が狭くなる傾向にあった。

さらにネックが短く、太い分、重心がヒール寄りにもなる。たとえば、ヘッドの先っぽでボールを打ってしまうと、「ペチッ」という嫌な感触と共に、ボールが全然飛ばないという事態になる。歴の長いゴルファーほど、マッスルバックでこういった経験を重ねており、それだけに「マッスルバック=難しい」というイメージが強いのだ。

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