米国コブラ、金属射出成形の『KING TOUR』アイアンを発表。軟鉄鍛造より打感がソフト!?
米国コブラが発表した、MIMテクノロジーによる新商品『KING TOUR』アイアン
米国コブラが、新商品を発表。『KING TOUR』アイアンの予約受付を現地で開始した。
「鍛造や鋳造で求めていた柔らかな感触が得られない場合は、新しい工程を導入しました。新しい『KING TOUR』アイアンは、金属射出成形(MIM)テクノロジーを使用して作成された最初のアイアンであり、精密なアイアンを作成するための最も正確な方法です。
MIMのプロセスは、最も正確で複雑な形状を作成するために使用される製造の進化形です。その結果、私たちの最も純粋でソフトなフィーリングのプレーヤーが、他とは違ったパフォーマンスと外観を実現します」(米国コブラHP)
精密に成形できるメリットから、トゥ側下部に配置された高密度タングステンの計量も正確になり、重心位置が打撃ゾーンのすぐ後ろに配置されるとか。いわゆる「センター重心」を意味するが、これにより中心から外れたショットでの安定性を高めることに成功。また、最も純粋なフィーリングの打感になるという。
昨今、アイアンの設計は従来の軟鉄鍛造アイアンに加え、中空や異素材複合のものが主流となってきた。鋳造かつ中空のものは振動吸収剤を充填するなどして、打感の改善が施されており、コブラにも『KING FORGED TEC』がラインナップにある。
ところが、新しい金属射出成形を用いるメリットを同社はこう断言する。
「ツアーキャリバーのキャビティバックアイアンは、コンパクトな形状、なめらかなトップライン、そして自信を刺激する印象的な美貌のためのすっきりとしたラインが特徴です。MIMステンレス鋼構造は、従来の炭素鋼鍛造品よりも柔らかい打感を提供します」(同)
7Iのロフトが33度のツアーアイアン。軟鉄鍛造よりもソフトな打感と断言する金属射出成形のステンレスアイアンは、ブライソン・デシャンボー、リッキー・ファウラー、レクシー・トンプソン、ジェイソン・ダフナーらは使うのか? 日本にも導入されるのか? その動向に注目必至だ。
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