畑岡奈紗は原因不明のアイアン不調 活路は2本のハイブリッドにあり?(No.163790) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報
なんとか調整して初日を迎えたい(撮影:GettyImages)
<全米女子オープン 事前情報◇9日◇チャンピオンズGC(米国テキサス州)◇サイプレスクリークコース(6731ヤード・パー71)、ジャックラビットコース(6558ヤード・パー71)>
プロ転向時から掲げているメジャー制覇。今年はその海外メジャーで2度のトップ10、さらに今回は前週11位タイと悪くない順位で入ってきたが、どうも畑岡奈紗の表情はさえない。理由は明確。「結果だけみたら悪くないけど、調子はまだ30%、あまり気持ちが良くない」と状態が上がってこないからだ。
下半身がすごい! 日本のエース・畑岡奈紗のドライバースイング【連続写真】
特に不調なのが畑岡にとって生命線となるアイアンショット。「良いときの感覚はなんとなく浮かんでいるんですけど、それにうまくクラブヘッドが動いていないというか、体が動いていないというか。ビデオで撮るとトップの位置が低い時があるようにも見える。そのあたりがうまく行ってない」。原因が分かるようで分からないもどかしさが残る。しかも長い番手だけでなく、9番以下でも似たような症状になってしまっているという。
「そこ(アイアン)が崩れると自分のゲームがうまく作れないというか、そこを軸にやっている。今週はとくに距離が長く残るので、ずっと5番、6番アイアンのセカンドショットばっかりで大変」。さらに12月開催で気温が低く転がらない。「テキサスの空気の重さでしょうか? いつもより飛んでいない。スイングが安定していないので、飛距離も出たり出なかったり。半番手くらい飛んでいない」と縦の距離を合わせるのに四苦八苦している状態だ。
そのなかでも光はいくつかある。まずはグリーン周り。メジャーのセッティングに加えて、「コースは全体的にグリーン周りが砲台になっていて、手前からのアプローチが難しい。パー5はピンの位置によっては止まるボールが打てないところもある」と求められることは多いが、「ペリカン(2戦前のペリカン女子選手権)が終わったあとはアプローチを中心にやっていたので、アプローチの調子は良くなった」という仕上がりは好材料だ。
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