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「全豪OPでプレーしてほしい」大会ディレクターのタイリー氏が、ビザ騒動後のジョコビッチについて初めて言及

前回王者のジョコビッチ(左)の全豪出場を熱望する大会ディレクターのタイリー氏。(C)Getty Images
 現地1月4日に自身のSNSで「ワクチン接種免除の申請が承認された」として、1月17日から開幕する「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/ハードコート/グランドスラム)への出場を表明したジョコビッチ。

 しかしその後、書類の不備によりオーストラリア政府から入国を拒否されてしまい、現在は臨時の収容施設となるメルボルンのホテルで拘留されている。

 この急転直下の事態に、全豪オープントーナメントディレクターのクレイグ・タイリー氏はこれまで沈黙を守ってきたが、このほど現地メディアの『9News Melbourne』のインタビューに応じ、運営サイドとしての見解を初めて語った。
  まず、大会側がジョコビッチを含む出場選手に、ワクチン接種免除に関する誤った説明をしていたのではないかという批判に対しては、「医学的免除の導入に際しては、さまざまな矛盾や相反する情報があったが、私たちは正しいことのために常に明確化を求めてきた」と最善を尽くしてきたことを強調。

 今回のビザに関する騒動について「誰かに責任を負わせるつもりはない」としつつ、「私たちは毎週のように内務省や政府のあらゆる部署と話し合っている。それぞれの見解が矛盾してしまうのは、その都度環境が変化しているからだ」と説明している。

 また、10日の審理で今後の処遇が判断されるジョコビッチについては「全豪オープンでプレーしてほしいと思っている」と、前回王者の出場を熱望しているようだ。

構成●スマッシュ編集部

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