横断幕に込められたファンの願い 注目ルーキー・尾関彩美悠は“ほろ苦”プロデビューも「諦めずに最後まで」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
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ファンからの声援も注目ルーキーを後押し 尾関彩美悠は2日目に浮上を図る(撮影:福田文平)
<明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント 初日◇11日◇土佐CC(高知県)◇6228ヤード・パー72>
昨年11月のプロテストトップ合格者・尾関彩美悠(あみゆ)は、3オーバーとほろ苦いプロデビュー戦を終えた。バーディパットを決めきれず、波に乗れない一日に。「得意のパターがさえず、ちょっと悔しい結果になりました。パター練習とアプローチに力を入れてたけど、そこが決まらず気分も上がらなくて…」と、初ラウンドを振り返った。
全体のトップとなる午前8時にスタート。10番ティから放った記念すべきファーストショットは、ドライバーでしっかりとフェアウェイをとらえた。しかし、セカンドが大きく右に曲がると、傾斜下へ。そこから乗らず、寄らず、入らずのボギーを叩いた。その後も3つスコアを落とす苦しい展開が続いたが、最終9番でようやくプロ初バーディを奪った。
アマチュア時代は、日本ゴルフ協会が選出するナショナルチーム(日本代表)メンバーとして活躍。昨年6月には「日本女子アマチュアゴルフ選手権」を制し、さらに高校3年で受験したプロテストも最高の結果で通過した。この実績に加え、岡山県作陽高出身で渋野日向子の“後輩”という点も注目を集めるポイントの一つ。今月1日にはその母校を卒業し、これが“社会人”としての初日にもなった。
10番ティに入る前には横断幕を掲げたファンからの声援を受け、それに背中を押された。唯一のバーディは8メートルを沈めて奪ったもの。「あすにつながるバーディパットだと思いました。諦めずに最後までいきたいです」。その横断幕には『倉敷から世界へ』のメッセージも。土佐CCで、そこにつながる第一歩を踏み出した。
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