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「遅くまでここで待機したことを覚えてます」 “3・11”にプレーしていた笠りつ子が2位発進 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 西木裕紀子 -7 2 笠りつ子 -6 3 若林舞衣子 -5 永井花奈 -5 植竹希望 -5 6 大山志保 -4 サイ・ペイイン -4 勝みなみ -4 堀琴音 -4 鶴岡果恋 -4 順位の続きを見る

“3.11”をこの地で経験した笠りつ子が当時を振り返った

“3.11”をこの地で経験した笠りつ子が当時を振り返った(撮影:佐々木啓)

明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント 初日◇11日◇土佐CC(高知県)◇6228ヤード・パー72>

2011年3月11日に発生した東日本大震災から、きょうで11年。当時、土佐CCでその様子を目の当たりにした笠りつ子が、6アンダーをマークし、2位と好発進した。

被災地を思い、涙を流す有村智恵【写真】

「きょうはミスなく100点に近い、いいゴルフができました」。6つのバーディを奪い、ボギーもなかったラウンドを振り返り、34歳のベテランは笑顔を浮かべる。しかし、日本人が決して忘れることができない日のことを聞かれると、その表情はグッと引き締まった。

「初日の試合が終わった後、練習場で携帯を見て、遅くまでここで待機したことを覚えてます。11年経ってますけど最近のような気がする。その時のことは覚えてますね」

当時23歳だった笠は、初めてシード選手という立場で、シーズン2戦目だった前身大会「ヨコハマタイヤゴルフ PRGRレディス」の第1ラウンドをプレー。そしてホールアウト後の午後2時46分に地震が発生した。揺れは感じなかったが、避難指示が発令され、海に面している会場は車両の出入りが禁止に。選手・関係者のほか約320人の観客はコースに足止めされ、不安を隠しながら「何かできないかと思って」(有村智恵)と選手はファンにサインをしながら時間を過ごした。

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