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PGAツアーの「ショットリンク」 米下部、シニア、女子ツアーにも近く拡大へ | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
現在は多大な人員と機材を使用しているショットリンク 新システムではどうなる?(撮影:GettyImages)
2003年からPGAツアーで開始された、出場選手すべてのショット情報を発信する「ショットリンク」。近く、下部のコーンフェリー・ツアー、シニアのPGAツアーチャンピオンズ、さらにLPGAツアーでも見られるように開発が進められている。
今年3月、「アマゾン・ウェブ・サービス」との提携で出場選手すべての一打をアプリでリアルタイム視聴する「エブリィショット・ライブ」の開発が発表された。
現在はショットリンクですべてのショットの距離や位置などが分かるが、これには多大なマンパワーが必要とされ、PGAツアーのみで提供されている。だが、現在開発中のシステムでは、各選手が小さな器機をつけることで、人員とコストの大幅カットが実現するという。
デバイスを腰のベルトなどに装着し、GPS機能が搭載されている器機が情報を発信。各組についているスコアラーがその情報を収集することができる。次世代の「ショットリンク」といえる代物だ。すでに一部のコーンフェリー・ツアー、PGAツアーチャンピオンズ、またプロアマ戦でも試験が実施されている。
気になるのは選手が器機をベルトなどに装着することだが、今のところ選手からは不満の声はない。実用化されれば、多くのファンが好きな選手のラウンドをフォローすることができるようになる。(文・武川玲子=米国在住)
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