ナダルが新型コロナ陽性で来季のスケジュールが不確定に「回復具合に応じて選択肢を考えていくつもり」<SMASH>
男子テニス界のレジェンドで、グランドスラム20度の優勝を誇る元世界王者のラファエル・ナダル(スペイン/現6位)が新型コロナウイルスに感染したことを公表した。
左足のケガで約4カ月にわたって戦列を離れていたナダルは中東のクウェートにある自身のテニスアカデミーでトレーニングを積み、12月16日から3日間にわたって開催されたエキジビション「ムバダラ・ワールド・テニス・チャンピオンシップ」(アラブ首長国連邦・アブダビ/ハードコート)で復帰。16日の準決勝では元世界王者のアンディ・マリー(イギリス)、18日の3位決定戦ではデニス・シャポバロフ(カナダ)と対戦し、いずれも敗れていた。
現地12月20日に自身のSNSを更新したナダルは「アブダビの大会でプレーしてスペインに帰国した際に、行なわれたPCR検査で新型コロナの陽性反応が出てしまいました」と報告。ちなみにクウェートとアブダビで2日おきに行なっていた検査では「すべて陰性判定だった」という。
続けてナダルは「心苦しい時間を過ごしていますが、少しずつ良くなっていくと確信しています。現在は自宅療養中ですが、PCRの陽性判定の結果は普段からお世話になっている方々には伝えました」と前向きなコメントを添えて現状を説明。一方で具体的な症状については明らかにしなかった。
今後の予定については「このような状況ですので、スケジュールについては柔軟に対応しなければならず、自分の回復具合に応じて選択肢を考えていくつもりです。今後のトーナメントについて決定したことがありましたら、またその時にお知らせします」とコメント。最後にはファンへ向けて「みなさんの応援とご理解に感謝を申し上げます」と綴り、全文を締めくくった。
現段階では1月3日から開催されるメルボルン大会(オーストラリア・メルボルン/ハードコート/ATP250)、同月17日開幕の「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/グランドスラム/ハードコート)にエントリーしているナダル。まずは身体の回復に専念し、2022年シーズンの開幕までに間に合うことを祈るばかりだ。
文●中村光佑
【PHOTO】クレーコートの絶対的覇者、“燃え盛る男”ラファエル・ナダルの「フレンチオープン2019」を振り返る!
Hola a todos. Quería anunciaros que en mi regreso a casa tras disputar el torneo de Abu Dhabi, he dado positivo por COVID en la prueba PCR que se me ha realizado al llegar a España.
— Rafa Nadal (@RafaelNadal) December 20, 2021
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