「その値打ちを発揮できなかった」ダルビッシュ有の投球内容に米メディアが苦言!「2022年に興味を持つ理由となる」と来季へ期待も
ロックダウンにより活動停止状態が続いている米メジャーリーグ。国内メディアでは、今シーズンの各球団・プレイヤーの成績を振り返るとともに、来シーズンを展望する内容のトピックも少なくない。もちろん、その中には日本人選手も含まれ、今季の飛躍が期待された投手も話題の主役となっている。
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米スポーツメディア『RotoBaller』では、サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有のシーズンレビューを掲載、2021年の新天地での内容とともに、来シーズンについても語っている。
ダルビッシュはシカゴ・カブスに在籍していた2019年シーズン、前半は苦しい投球が続いたものの夏場より調子を上げ後半戦で4勝を記録、新型コロナウイルスの影響で60試合制となった昨シーズンも8勝で最多勝のタイトルを獲得するなど、近年では稀に見るパフォーマンスを披露していた。
記事な中でも「2019年の途中から2020年のシーズンまで、ダルビッシュはリーグでトップ3に入る投手だと主張することができた」と、移籍前の好調ぶりを評している。だがパドレスへ移った今季に至っては「2021年には高価な値札が付けられ、ダルビッシュはキャリアで2番目に悪い防御率(4.22)を記録し、その値打ちを発揮することはできなかった」として期待通りの内容ではなかったとした。
ポストシーズン進出のための戦力補強として迎えられたものの、移籍1年目の今季は8勝止まり。チームも途中から大きく失速しワイルドカード争いからも脱落と、結果的に「助っ人」の役割を果たすことが出来ずに2021シーズンを終えた。
一方で、「ピッチの測定基準はどれも2019年と2020年と大きく異なるようには見えない」と付け加えており、その他の数字にも触れている。
四球数はリーグ平均を下回り、奪三振率もほぼ昨年と同等であることから、「基礎的な数字はそれ以上に励みになるものだった」と、今季の優れた内容の数字にもフォーカスし、その上で「35歳という年齢であっても、2022年のダルビッシュに非常に興味を持つ理由となる」として、来季へ繋がる好材料であると強調した。
移籍当初の期待が大きかった分、チーム同様、後半の急失速が悔やまれる1年となった2021年。今シーズンの経験を活かし、メジャー11年目を迎える来季こそ、周囲を納得させる成績、そしてダルビッシュらしい力強い投球が再びみられることを期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
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