賞金女王へ正念場 小祝さくらはメジャー初Vかかるも「自分が納得できるゴルフを」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
小祝さくらがメジャー制覇へ(撮影:岩本芳弘)
<日本女子オープン 事前情報◇28日◇烏山城カントリークラブ(栃木県)◇6550ヤード・パー71>
今季賞金ランキング1位をずっと走りながらも、「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」で優勝した稲見萌寧にかわされ、賞金ランキング2位につけ、その翌週から2連勝した西村優菜に迫られている小祝さくら。今大会は優勝賞金3000万円とこれ以降の試合では2番目の高額大会。トップを走る稲見とは3000万円以上離れているだけに、目標にしている賞金女王へ正念場を迎えた。
9月は苦しい戦いが続いた。「ゴルフ5レディス」で55位タイに沈むと女子プロ選手権では30位タイ。続く「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」では8試合ぶりの予選落ちを喫した。不調のドライバーショットを立て直して臨んだホステス大会「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」も62位と稲見不在の大会で大きく差を詰めることができなかった。
そのミヤギテレビ杯ではアイアンショットの精度に苦しんだが、「動画を見てスイングプレーンがズレていた。フォローで左に抜きすぎていました」と原因を究明し、すぐさま調整。「今週は先週よりはいい感じで打てています。もう少し調子を上げて開幕に入りたい」と目処は立った。
大事な大会を前にしてもメンタルは変わらないのが小祝の良さ。「今は賞金女王ということよりも自分が納得できるゴルフができたらいい」とまずはゴルフを立て直すことから初めて行く。当初は欠場する可能性も示唆していた次週の「スタンレーレディス」もエントリー、女王の座へここからは休みなしで戦い続けることも明かした。ラストスパートで抜き去るために、ここからもう一度ギアを上げていきたい。(文・秋田義和)
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