素顔は“意外と古風でかわいいヤツ” 木下稜介、名コーチとの2年の歩み | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 木下稜介 -25 2 時松隆光 -25 3 石坂友宏 -23 4 片岡尚之 -21 大岩龍一 -21 6 今平周吾 -20 近藤智弘 -20 8 岩田寛 -19 北村晃一 -19 西山大広 -19 順位の続きを見る
2連勝を果たした木下稜介 キャディの奥嶋誠昭コーチ(左)がその強さを語る(撮影:上山敬太)
<[スリクソン]()福島オープン 最終日◇27日◇グランディ那須白河GC(福島県)◇6961ヤード・パー72>
決めれば優勝のバーディパット。打つ前に大きく息をついた木下稜介を思い出すと、笑みがこぼれる。「緊張してないフリをするけど、出ちゃってましたね(笑)。かわいいヤツです」と、ポーカーフェイスの向こう側もお見通しの奥嶋誠昭コーチ。しかし、そんな関係性を築くまでに2年近くかかった。
「日本ゴルフツアー選手権」でツアー8年目にして初優勝を飾ったあと、2勝目はわずか3週間後にやってきた。初Vからの連勝は日本人選手として史上初。この躍進の影には、おととしから木下を見始めた奥嶋コーチの存在が大きい。
奥嶋コーチといえば、女子では稲見萌寧を指導する名コーチ。今週はキャディとして帯同し、初優勝から気が緩むことなく進む木下を見て、2勝目も遠くないとは思っていた。「ショットの精度が本当に上がった。今日見ていても、まあピンにスジっていく。スコアはショットなんだと改めて思いました」と、最終日10バーディ・ノーボギーという圧巻のプレーを見届けた。
木下が知人の紹介で奥嶋コーチの門を叩いたのは、2019年のなかば。「最初のころは、あんまり信用していなかったと思います。調子がわるいとポッと連絡がきて、必要がなくなるとこない。そういうやつなんです」。当初はコロナ禍で対面での練習ができず、昨年も会えたのは5回ほど。本格的に始動できたのは今年からだった。
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