53位→5位 米国遠征帰りの木下稜介が盗んだ“世界の感覚” | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 今平周吾 -12 2 石川遼 -8 池上憲士郎 -8 4 金谷拓実 -6 5 S・ノリス -5 C・キム -5 木下稜介 -5 8 高山忠洋 -4 S・ビンセント -4 大岩龍一 -4 順位の続きを見る
木下稜介は海外遠征で得た収穫でトップ5入り(撮影:岩本芳弘)
<フジサンケイクラシック 最終日◇5日◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7566ヤード・パー71>
今年「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」でツアー初優勝を遂げ、翌戦の「[スタート前のパッティング練習はこんな感じ]()
初日「73」の2オーバー・53位タイと出遅れた。「ティショットも、2打目もよかったのですが、パットが一切入らなくて…」。パーオン率は2位タイ(77.78%)で平均パット数は80位タイ(1.8571)。グリーン上での苦しみは3日間続き、17位タイで迎えた最終日は、6バーディ・1ボギーの「66」と伸ばして、5位タイでフィニッシュした。巻き返せた要因は海外遠征の成果でもある。
2勝を挙げて楽しみに臨んだ全英オープンは59位タイ、WGCは43位タイと海外では歯が立たなかった。「心が折れました、レベルが本当に半端なかったので。2勝して自信をつけていったんですけど、その自信も砕かれました」。試合間を含めて1カ月半ほど海外に滞在したが、「本当に貴重な時間でした。アイアンショットは自信をつかみましたが、課題ももちろんたくさんみつかりました」と、海外で飛躍するための課題も持ち帰った。
日本勢が海外に行くとパワーの差を痛感させられる。「飛距離的な課題もありますが、欧米の選手は体が大きいので、半分あきらめていますけど、やっぱり100ヤード以内の精度。そこから2回で上がる精度がすごく高く感じました」。パワーでは太刀打ちできないが、100ヤード以内から2回で上がる精度を高めれば、世界との差を詰められると感じた。それと同時に「向こうの選手は、調子が悪くても5アンダーとか、なんとかしてアンダーで上がってくる。そういう力が大事なんだなと感じました。今日もショートゲームはあんまりよくなかったのですが、その中で最低限のスコアは出せたと思っています」。最終日の「66」は、“調子が悪くてもスコアを伸ばす”というテーマを持ってのトップ5入りだ。
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