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せっかく助かった人生なのに… なぜ山崎泰宏は再び“飛ばし”に命を燃やすのか?【心筋梗塞からのフルスイング】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
心筋梗塞を発症し、死の淵から蘇った後も、山崎泰宏は“ドラコン”を選んだ(撮影:近澤幸司)
昨年4月にドラコン大会の会場で心筋梗塞を発症したドラコンプロの山崎泰宏は、手術により一命をとりとめ、その後、ドラコンプロとして現役復帰を果たす。誰もが不可能と考えた山崎の復活劇を追ったドキュメント。
今回のトピックは、『生まれ変われたら何をする』。
生まれ変われるとしたら次はどんな人生を歩みたいかとか、今度はどんな職業に就くかといった他愛ない話を人は時々するけれど、私たちがそうやって自分の人生の意義について考えようとするのは、やはり、人生が一度きりのものだからであろう。
実際に、ある種の特異な体験をした人達の中には、自分の中でパラダイムシフト(価値観の劇的変化)が起こり、生き方が変わるというケースも多い。よく知られるのが、宇宙飛行士が地球に帰還した後に伝道者や聖職者になったという例だ。宇宙空間から見る、暗黒の中に生命体が存在する唯一の星である地球がポツンと浮いている、その奇跡的な美しさと生命感に神の恩寵を感じ、先端科学の道から宗教の道へ転じる者がいるというのだ。
九死に一生を得た人もまた、生き方をがらりと変えることが多い。「せっかく助かった命だから」という思いから、それまでの価値観を見直すように、新しい職業に就いたり住む場所を変えたりする。
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