キャロウェイ新『MDフォージド』について、石川遼「音も溝のテクノロジーも申し分ない」ついに移行する?
キャロウェイの新『MDフォージド』。石川遼のものはノーメッキ!?
<RIZAP KBCオーガスタ 事前情報◇21日◇芥屋ゴルフ倶楽部(7151ヤード・パー72)>
「RIZAP KBCオーガスタ」の練習日からツアープロに配布された、キャロウェイの新『MDフォージド』ウェッジ。道具の変更に関してかなりシビアで慎重な姿勢を崩さない石川遼が「このウェッジはけっこういい」と、珍しく褒めた。
自身は『Xフォージド』の50度、『MD2ツアーグラインド』のSWといった、かなり古い何世代も前のモデルを使い続けている。ショートゲームにも並々ならぬこだわりがあり、新しいギアは普通なら数週間は打ち込まないと替えないはずだが、もしかして…。
まずは、打ったときの“音”や“打感”に合格点を出した。フィーリング派のツアープロならではの感性は、早速、軟鉄鍛造の良さを感じ取った。石川自身、2か月前ほどからスイング改造を終了し、重視している【ショートゲームの積み上げ】に役立ちそうだと感じたようだ。
「このウェッジはけっこういいです。溝のテクノロジーは申し分ない。打感というか、ボールの音が1つの音っていうか、こもっている感じがない。高めの音で“カツンッ”っていい音がする。ボールを替えていないのに【ボール替えたっけ?】っていうくらい音が違う。打感は柔らかいけど、音がしっかり出る感じじゃないと、フィーリングは出ないですし。
高い音が出ていても、打感が薄っぺらい感じになるのも良くない。鉄のしっかりした感じと、鉄がギュッと詰まっている感覚っていうんですかね、音だけでは表現しづらいです。打っていてそれは分かりますね。鉄の中に気泡があればあるほど、手に伝わってくるものも薄っぺらく感じる。これは詰まっている感じがする」(石川遼)
また、「マイクロフィーチャー」と呼ばれるスコアラインの間に突起が入ったことも歓迎している。
「スピン量は確実に増えていますね。かかりすぎてるんじゃないか? っていうくらい(笑)自分でもびっくりしています。そこは調整が必要かもしれないです。短い距離でスピンがかかるのは大歓迎なんですけど、(フルショットで)スピンが増えるといままで100ヤード飛んでいたものが、97ヤードとかになっちゃう。
でも、それはうれしい悩みでしかない。調整はできますから。(元々スピンが入らないものに)【スピンを増やして!】っていうのは無理ですから。鉛を貼って重心の位置を変えていくとか。ロフトは変えないですけど、鉛で変えたりとかそれくらいしか出来ないですよね」(石川遼)
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