日本一戴冠の後に訪れる“鬼門” 勝みなみが「毎年悩まされる」グリーン攻略法に閃き | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
メジャー制覇の後は鬼門突破だ!(撮影:村上航)
<スタンレーレディス 事前情報◇7日◇東名カントリークラブ(静岡県)◇6592ヤード・パー72>
前戦の「日本女子オープン」を、2位に6打差をつける圧巻のゴルフで制した勝みなみ。開幕を迎える8日は、優勝を決めた月曜日から中3日だが、「練習はいい感じ。きのうはトレーニングをして、疲れているけどよく動けた。気持ちは疲れているけど体は元気。よく寝て、よく食べれば、今週もいいゴルフができそう」と好調ぶりをアピールした。
“日本一”の称号を手にした実感は、たくさん来たお祝いメッセージの一つひとつを確認するたび、だんだんと湧いてくる。また優勝後、父・英樹さんとの電話では、こんなよろこびも。「父方の祖母が泣いてよろこんでくれていたみたいで、みんな感動していたって言ってもらえました。自分のプレーで感動を届けられたのがうれしかったです」。中学時代から、母・久美さんに伝えていた“日本女子オープン制覇”の願いが叶い、充実感は増す一方だ。
今週は2戦連続優勝もかかるが、その目標は「予選通過」と少し控え目。それには理由がある。この大会はプロ転向後の2018年以降で、予選落ち、40位タイ、予選落ちと苦手にしている。アマチュア時代の16年には7位タイにもなっているが、「毎年グリーンに悩まされて、去年も1〜2メートルのパットを外した記憶がある。目もあるし読みづらい」と、とにかく嫌なイメージがこびりついている。
しかし今年は、「目を気にしない。気にしすぎて失敗していた。打ちたいところに打って、それが原因で外れたら仕方ない」としっかりと割り切って、プレーしていくつもり。現在1ラウンド当たりの平均パット数は2位(28.5422)で、日本女子オープンでも勝因となったグリーン上で、自信を持って打ち切ることだけを考える。パッティングの調子も「先週に続いていい」。難しいことは思い浮かべず、「グリーンは硬くて速いのでタッチを合わせられれば」という部分に集中していく。
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