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出場2試合連続でトップ10! コーチが語る堀琴音の復調 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 山下美夢有 -14 2 古江彩佳 -9 小祝さくら -9 4 吉田優利 -7 竹田麗央 -7 6 笠りつ子 -6 堀琴音 -6 テレサ・ルー -6 9 イ・ミニョン -5 酒井美紀 -5 順位の続きを見る
堀琴音の好調の要因をキャディを務めた森守洋コーチ(右)が語る(撮影:鈴木祥)
<KKT杯バンテリンレディス 最終日◇18日◇熊本空港カントリークラブ(熊本県)◇6501ヤード・パー72>
「KKT杯バンテリンレディス」でトータル6アンダーの6位タイに入った堀琴音。これで「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント」に続き、出場2試合連続のトップ10入りとなった。2018年のシード落ち以降、苦しんでいたショットメーカー復調の理由とは。今大会でキャディを務めたコーチの森守洋氏に話を聞いた。
原江里菜の紹介で18年から堀を指導する森氏は、当時のことを「ぐちゃぐちゃだったので、戻ってくるのは大変だろうなと思っていました。ショットがペラペラだった。クラブが下から来てた。手首こねたりしていました」と振り返る。そこから復調を目指し、基本的なことから取り組みが始まった。
「体の特性は人それぞれ違うので、クラブの動きしか見なかった」と、まずはスイングをシンプルにしようとした。「元々フェースを捻じらないタイプだったが、それがドローをかけようと下からきて捻じれていたんです。堀さんはドローを打ちたがっていましたが、ドライバーはフェードでいいんじゃないと言った。そうしたらドローも良くなってきましたね」。ドローを打とうとするあまり出ていた悪癖。そこを取り除くことで小気味いいスイングが戻ってきたという。この日もフェアウェイヒットは7番目となる14分の10。ティショットの難しい熊本空港CCでのこの数字が復調を物語る。
また、気持ちの面でも変化が。「堀さんは若くして上にいった。だから、まだまだゴルフゲームの考え方とかが未熟だったと思う。曲がらないから、ただピンを攻めていくだけだったり。そこを原江里菜さんだったり、有村智恵さん、不動裕理さんがすごくアドバイスしてくれました。それからは、堀さんなりにゲームを考えるようになった。結構我慢するようになりましたね。気持ちを切らさなくなった」。この日も18番で2.5メートルのしびれるバーディパットを沈めた。堀曰く「決めないとトップ10に入れないと思っていた」という一打を決められたのは、最後まで気持ちを切らさなかったからだ。
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